白い夢 / ま ふ ま ふ 【男主】

白い夢 29 ページ35

Aside

「電気消すね」

電気がフッと消える

目が慣れなくて真っ暗になる

今日沢山お昼寝したせいで上手く寝付けない

『……』

「寝れない？」

『…はい』

「無理に寝なくてもいいよ？ 明日は休みだし、眠くないならゲームでもする？」

『したいです』

ひんやりとする廊下をぺたぺたと歩いてリビングの電気を付ける

ソファーに座ってテレビを付けるとゲーム画面が出てくる

「Aもする？」

眠くは無いけど頭が働く自信が無い

『いや…見てます』

「ん、おいで」

真冬さんが足の間を叩く

『……暑くなりますよ』

「いいの」

足の間にちょこんと座る

カチカチとコントローラーの音が響く

人の体温が暖かくて、眠くなかったはずなのにウトウトしてくる

『………』

「……」

1時間ちょっとくらい経ったかな？

眠い…

「あー…負けたぁ」

『(ｶｸｯ…ｶｸｯ)…』

意識が飛びかけてるのがわかる

起きなきゃ…

「眠い？」

『ううん…』

目を擦る

「目擦っちゃダメだって、眠いなら寝ようよ」

『でも、まふゆさんが、…』

ゲーム出来なくなっちゃう

「明日も出来るから、いいの」

テレビの電源を切って

ひょいっと体を持ち上げられる

『ぴゃっ！？？』

寝室まで運ばれて寝かされる

「また目が覚めたら、子守唄でも歌ってあげるよ」

優しく抱き締められて頭を撫でられる

『……』

心地いい

「おやすみ」

_______________________________________

まふまふside

やっと寝付いて 微かな寝息が聞える

僕はまだ眠くないんだけど、隣から離れるのも嫌だなぁ

スマホを開くとLINEがいくつか来ていた

目をざっと通すと

キヨとさかたんが明日遊びたいらしい

「………」

キーボードを開いて

【あ、し、た、は、む……】

まで文字を打つ

キヨとさかたん呼んで僕とAで

数のいい4人になるんだから、いい気もする

でも、Aが嫌がるかもしれない

【ごめん、保留で】

起きてからちゃんと聞こう

スマホを閉じて

目を瞑る


_______________________________________

( 'ω')ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ

2日も投稿サボってしまったあああああ


ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

もう少しでお気に入りさん100人(；；)

頑張ります！！

白い夢 30→←白い夢 28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す