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私は図書館から無理やり手を引かれ聖司くんの部屋に行った。
作りかけのバイオリンも、古い家具や冷たい床。
あの時と何も変わってないね。
扉を閉めたら聖司くんが噛み付くようなキスをしてくる。
酸素が足りなくなり口を開けた瞬間に下をねじ込む。
彼の胸板をドンドンと叩くとやっと解放された唇。
「キス…仕方変わってる…どうしたの？」
と息切れをしていうと
聖「Aをどうしても離したくないんだ」
と言う。
二人とも息が乱れていた。
聖「明日出ることになった、日本」
私はわかっていた。
「高校生になっても…あえる？」
と言うとおう、と言って頭を撫でてくれる。
聖「俺が選んだ女だ。もう会えないわけがないだろ
」
と言いながら笑う。
ーーーーーーーーーー
夜になり、お腹がすいた2人は屋台ラーメン屋さんに行った。
聖司くんのじゃん負けで奢り、と言いたいところだけど私が奢ってあげる。
すぐにラーメンは出てきた
聖「あっち」
と言いながらフーフーして食べる聖司。
私は少ししか食べれなかった。
残した分を聖司くんが食べてくれる。
普段お弁当とかアキと食べちゃうから分からなかったけど、
聖司くん沢山食べるんだな、男の子だな
と少しキュンとする。
聖「何見てんだよ笑」
と照れくさそうに笑う彼に私はぞっこんだった。
ラーメンが食べ終わり、私の家の近くの公園まで送ってくれた。
そこのブランコに2人で座る。
聖「明日から会える回数は減る」
「うん。」
聖「だけど俺がお前を愛してるのは変わらないからな」
「う、ん」
聖「お前はさ、俺のことスキ？」
「うん」
だんだん泣いて来ちゃう私を抱きしめながらA大好きだー！なんて言う聖司くん。
もうお別れの時間だ
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作者名：ねこ | 作成日時：2019年1月13日 2時
