トリップ少女は楽しく生きたい【文豪ストレイドッグス】【トリップ】

もう時すでに遅し？ ページ4

中也「ケッ、言ってろ放浪者。いい年こいてまだ自 殺がどうとか云ってんだろどうせ」

太宰「うん」

中也「否定する気配くらい見せろよ…………だが今や手前は悲しき虜囚。泣けるなぁ太宰。否、それを通り越して…少し怪しいぜ。丁稚の芥川は騙せても俺は騙せねぇ。
何しろ俺は手前の”元相棒”だからな……何をするつもりだ」

太宰「何って…見たままだよ。捕まって処刑待ち。」

中也「”あの”太宰が不運と過怠で捕まるはずがねぇ」

『確かに』←

中也「そんな愚図なら俺がとっくに殺してる」

太宰「考えすぎだよ。心配性は禿げるよ…はっ！まさか…」

中也「ハゲ隠しじゃねぇぞ一応云っとくが」

『もう時すでに遅し？』←

中也「だから違ぇっ！！ 俺が態々ここに来たのは手前と漫談する為じゃねぇ」

『”手前と”？私のこと忘れてなーい？？』

中也「手前は少し黙っとけ！」

『わかった黙る』←

推しの命令ならば←

太宰「じゃ、何しに来たの」

中也「嫌がらせだよ」

太宰「……………！」

中也「あの頃の手前の”嫌がらせ”は芸術的だった。敵味方問わずさんざ弄ばれたもんだ。だが……」

ドゴォ！！

中也が太宰さんに繋がれていた鎖を蹴りで破壊する

『お、おお……』

ついでに私のも壊してくれませんかね←

中也「そう云うのは大抵 後で十倍で返される。手前が何を企んでいるかは知らねぇが、これで計画は崩れたぜ。俺と戦え、太宰。手前の腹の計画ごと叩き潰してやる」

太宰「……中也」

中也「あ？」

パチンッ

太宰さんが指を鳴らすと、両手の手枷が外れた

太宰「君が私の計画を阻止？……冗談だろ？」

中也「何時でも逃げられたって訳か。良い展開になって来たじゃねぇか！」

美味しい展開になって来たじゃねぇか！←

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