普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

56.再会 ページ8

『ふぅ………確か、渡された地図は

この辺の筈だけど…』




それにしても……

来たときも思ったんだけど
だんだん雲行きが怪しくなってきてる





『ちゃんと来たよ………



隠れてないで、出てきたらどう？』




？「流石A………


よく僕が呼んだなんてわかったね」



『まぁそんな事は後回しにして………

どうして此処に呼んだの？』




？「それは………」





？が口を開き喋ろうとした途端
携帯の着信音が響く



どうしたのだろうかと電話に出る





月「ちょっとA！！急いで

此方に戻ってきて！」


『え？どうして？』



月「っ……皆が……






連れ去られたんや！」


『それ、どう言うこと？


詳しく聞かせて』




話を聞くとどうやら月ちゃんとコナン君

そして蘭ちゃんが少し離れた瞬間
忽然と消えたらしく探しても見つからない



『わかった！私も探すよ』




月「私もコナン君達と探しとるから！」





通話を終了して？と向き合う




『なるほど……これが貴方が見た



未来の映像かな』



？「……そうだよ……もし此処に来なかったら

君は殺されていた



だから……」




『だったら………その為に他の人が

犠牲になってもいいって言うの！？』



？「仕方ないんだよ！


僕には……この方法しか思い浮かばなかった」





確かに私は死んでしまうのかとしれない




でも……



その為に未来をねじ曲げ
誰かが犠牲になり

私が助かっても喜べないし
後悔ばかりが残る





そして目を閉じ思い出すのは
昔の記憶





誰もあんな思いはしなくていい




辛い思いをするのは



私だけでいいんだ







『もう、誰も死なせないって決めたから



だから、今は

“私の協力者になってもらうよ”』





？「わかった」






『すべてが終わったら………




話をしよう』






さぁ、始めよう

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