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91.お見舞い ページ43

『………あ………』

「………あ………」



私は花をおいて暫く話をしていると
突然彼がある事を聞いた




「………僕、そろそろ退院だって

だから………その」






-好きです

付き合ってくれますか?-






その言葉を聞くと扉の後ろから
息を飲むのが聞こえた







『………私は……

ううん……私は貴方が好きだった

初恋の人だったんだ』



「そっか……その言い方だと

他に好きな人がいるんだね」




『うん』



彼はそう言うとそっか〜と
笑ってこちらを向いた



その表情は何処か晴れているようだ







「その人と幸せになりなよ

俺もAさんが羨ましくなるくらい

幸せになるから!」




『勿論!』






病室をあとにする……








「好きだったんだけどな………そっか」









『(あれは………陣平くん?)』




心なしかむすっとしているような………





「お見舞いの相手………

その、断ったのか?」




『うん、彼も私達に負けないぐらい

幸せになるから!って意気込んでいたよ』





松「そうか………」






私は手を出して陣平くんと手を繋いで
家まで送ってもらった







「『(まだ離れたくない/な)』」




『「あ、あの!」』





声が重なりどうぞと言ってしまうと
ついクスッと笑ってしまう





松「この後暇なら………家に来ないか?」




『陣平くんが良かったら……

お邪魔します』



松「あぁ」

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宵月葵(プロフ) - リクエストありがとうございます!勿論私なりに書かせて頂きます! (2019年3月22日 12時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - リクエストさせてもらっても良いですか?夢主が黒の組織にさらわれてしまって、それを知ってしまった公安組に助けてもらうのは出来ますか? (2019年3月22日 8時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 宵月葵さん» このあとどうなるかな?お菓子の採点はどう決めるのか気になります!続き頑張って (2019年3月14日 20時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - ようやく告白させる事ができて私もホットしてます!これからも宜しくお願いします! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d70884df7e (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 告白したぁ♪♪♪おめでとう!! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵月葵 | 作成日時:2019年1月22日 4時

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