普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

72.カウントダウン ページ24

『……さて、これからどうしようかな』



無事に実習を終えて残り二週間………

私は京都で色々調べてみると
様々な資料が出てきた



『………………久しぶりだね

楓？』



「ふふ………さて

今まで何でこんな事を調べてたの？」



『………真実を知って悪いのかな？

それに…“僕はもう時間がない”



だからこそ』





私はにこりと笑って楓は真剣な顔で
此方に歩み寄ってきた



そして………………




「わかってるよ

約束は守るよ」




『………やっぱり……楓に託して良かった

ありがとう………』



「そんな事、言わないでよね



君はまだ



生きなきゃだめだよ」





私は苦笑いをして空を見上げると
何処までも澄んでいて綺麗な景色に

私は笑ってしまう









あぁ………あとどのくらい

この体は持つのだろうか









『………………………………………………』









何処までも青く澄んだ空







『………ピアノ、空いてるかな』



「もちろん」



『………ふぅ………』



ゆっくりとピアノに手を当てて
音をならしていく



ピアノはその人の心を表すとも
言われているけれど








私はどんな音なのだろうか








ﾃｰﾏ
「四ツ目神-古都に咲く花-」









『………残り最後の日まで


暖かく強い命の灯火を灯そう




あの子達が迷わぬように









それが、わたしの役目だから』







それが………私とあの人との約束だから

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