普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

62.百人一首 ページ14

コナンside



パァン！！


カルタが素早く場外まで出てくる






和「うぅ………また負けてしもうた」

平「へ〜…東雲さんってカルタ強いんやな」



ニコニコと笑いながらカルタを
持っているのは東雲堂の女将



実は和葉が今度、紅葉さんと
またカルタをするらしく

久しぶりな為練習をしたいと言うことで
していたのだが………






コ「(さすが、最年少クイーン………

容赦ねぇな…)」



そう………Aさんは最年少で
クイーンになったのだ




『まぁ和葉ちゃんは集中すると

強い子だからあとは忍耐力だね』




和「Aさんって得意な札

あるんですか？」


『う〜ん………得意ってわけじゃないけど…

この札かな』



和「この札は？」





『ふふ…これはね、


君がため 惜しからざりし 命さへ

長くもがなと 思ひけるかな………



藤原義孝さんが詠んだ恋の和歌



確か意味は…

貴方のためなら命も惜しくはないと

思っていましたが貴方を目にすれば

貴方に会うためにできるだけ

長く生きたいと思ってしまうのです






または………





恋が実るまではこの恋のためなら

命を懸けると思っていたけれど

実ったら実ったで

もっと一緒にいたいと思ってしまった

という恋の和歌………って言うのが

私の得意札…かな？』





Aさんは恥ずかしそうに話して
和葉達は素敵と言っていた




それにしても………




コ「(……Aさんって

好きな相手とか居るのか？)」




未だに恥ずかしそうに話をしながら
頬を赤く染める





『よし、じゃあご飯にしようか』

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