検索窓
今日:15 hit、昨日:11 hit、合計:33,894 hit

67.実験 ページ19

『…文ちゃん〜お久し振り』


文ちゃんと呼ばれた男性は工具を
持ったままこちらに駆け寄る



「文ちゃんって呼ぶな!

脇差、用意してとか人形をとかって…

また事件に首でも突っ込んだのか!?」





『……でも文月君って名前

呼びづらいんだよね?

じゃあ今度から文くんって呼ぶね』


相変わらずのマイペースについていけない
俺達をよそに文月さんは固まっていた






「…は!?あ、いや……いいんじゃねぇの」







私は笑って脇差を構えて人形をきる


よし、これでいいかな?




「………相変わらず容赦ないな」



『犯人捕まえる為には必要な事だよ

よし、これで同じ状況だね』





次は文くんが同じようにしてみて
全く同じ状態にしてみる



すると……



「「切り口の厚さが違う!」」




『そう!女性と男性では力の差がある

だからこそ切り口の深さ厚さで

性別がわかる

其処から被害者の関係から炙り出す


そして犯人を捕まえる事が
被害者も浮かばれると思うんだ』






「………相変わらずの探偵だな

なぁ?夜月の探偵さんよ」


夜月の探偵?



確か、何年か前に言われていて
俺も憧れていた………





コ「…僕聞いたことがあるよ!

確か性別不明の名探偵でその人が事件に
関われれば必ず解決すると言われている


でも数年前から何故か表に
出なくなったって………」




まさかと思いAさんを
見てみると笑っていた




『………まさか知っていたなんてね…

でも私は探偵は止めて今は和菓子屋だよ』





「…はっ…よく言うぜ

今まで音信不通で“行方不明”だったのに」




コ「………え?」




『……………………………』




「………ま、今は聞かないでやるよ

だが………これが終わったら聞かせろよ



一体何処で何をしていたのか………

空白の“十年間”を………」



横をすれ違う二人の表情は
よくよめないが



空白の時間………



Aさんには何があったんだ?







『………うん………すべてが終わったら

話をしようね』

68.文くんと私→←66.綾小路警部



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
156人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵月葵(プロフ) - リクエストありがとうございます!勿論私なりに書かせて頂きます! (2019年3月22日 12時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - リクエストさせてもらっても良いですか?夢主が黒の組織にさらわれてしまって、それを知ってしまった公安組に助けてもらうのは出来ますか? (2019年3月22日 8時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 宵月葵さん» このあとどうなるかな?お菓子の採点はどう決めるのか気になります!続き頑張って (2019年3月14日 20時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - ようやく告白させる事ができて私もホットしてます!これからも宜しくお願いします! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d70884df7e (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 告白したぁ♪♪♪おめでとう!! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵月葵 | 作成日時:2019年1月22日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。