番外編 ページ25
珈琲の香りが鼻をくすぐる。
「もう昼か」
一人書斎で呟き、立ち上がる。
「A」
「珈琲、淹れたわ」
そう言って机を指差す。
そこには珈琲とサンドイッチが置いてあった。
「A、眠いだろ?寝てきていい。俺が代わりに見てるから」
「……そう?ありがとう」
スヤスヤ眠る子供をベッドにおろし、Aは寝室へいった。
あの終わりの見えない日々から4年も経った。
太宰……いや、太宰でいいか。
もうAは太宰ではないから。
太宰は武装探偵社というところに勤めている。
たまに家に来ては冷蔵庫を空にして帰っていく。
もうすぐ2歳になる娘とはとても仲が良く、遊びにかけては太宰より喜ばせられる人もそうそういないくらいだ。
俺なんかよりずっとなついてる気もする。
Aと、太宰が似ているからだろうか?
それならまだ父親の威厳が保てるというものだ。
この穏やかな日々が、続くことをただただ願う。
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アルト@(プロフ) - 茉央さん» リクエストありがとうございます!!!書かせていただきます!! (2017年4月6日 22時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - 読みましたっ!感動しました!リクエストなんですけど,織田作と子供のなごむお話お願いしますっ´`* 織田作パパが娘の育児的な。続き頑張ってください (2017年4月1日 18時) (レス) id: 0f60baa0c8 (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - 禍世さん» 了解です!\(^^)/リクエストありがとうございます! (2017年2月21日 21時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
禍世(プロフ) - はい、漫画の方ですが、今手元に漫画がないので、巻数の指定はないです。でも、できれば組合戦の辺りがいいです。 (2017年2月21日 21時) (レス) id: 11ed253c90 (このIDを非表示/違反報告)
アルト@(プロフ) - 禍世さん» 原作軸と言いますと漫画の方のですか??何巻あたりがよろしいでしょうか!(*´ω`*)?? (2017年2月21日 19時) (レス) id: 3bd084aa64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルト@ポケモンlove | 作成日時:2017年1月4日 20時