【文スト夢】その部下イケメン症候群につき要注意【中原中也】

狃弐話 ページ15

「あっれー？なになに？町中でなんのプレイ？」

「太宰……」

中也さんの天敵であり、私の崇拝している作兄のお友だち、その名も太宰様。


「Aちゃーん！久しぶりだねぇ」

両手を広げ走ってきた太宰の両手を取り、右手を体のラインに沿って下ろし、腰を抱く。

「待てもできないほど私が恋しかったのかしら、王子様？今夜は可愛がってあげるわ」

町のどのネオンライトよりも輝いた笑顔で言えば太宰は両手で顔を多い、耳まで真っ赤になる。

「やだ……もう…………好きっ」

「きめぇ。つかAから離れろ」

そして中也に一蹴される。

「待って理不尽！！くっついてきたのはどう見てもAちゃんだったよね！？」

「は？見えなかった」

バチバチと二人がにらみあう。

なにこの状況。
私、二股かけたチャラ男状態！？


「こらこら子猫ちゃんたち、可愛らしい二人にそんな顔は似合わないわ。せっかく笑顔が似合うのだから、笑顔を見せて？太陽にも勝るそのえg」

「やかましい。帰るぞ」

ついに首輪をつけられた。
ん？首輪？

「なんですこれ？」

「俺のチョーカーの予備。やるからつけとけ」

「あら、こn「黙れ」

問答無用で口を塞がれた。

「女の子連れ込むなんて中也ヤラシー」

「はっ！連れ込む？同棲してんだよ」

「「！？」」

待って、あれ？
私の記憶が正しければ中也さんの家に行くの初めてな気が…………

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