俺達と【2BRO.】 (ページ5)

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夢の中で兄ページ5

同い年で恋人設定

｢愛してるA｣

｢私もっ………｣

言い終わる前に口を塞がれる。
甘い。すごく甘い口付けに考える間もなく溶かされていく…

…………溶かされたのは夢でした。

めっちゃ悔しい。
おはようございます、皆様。

夢ではあんなに積極的な兄者の彼女です。
有名実況者の彼は皆さんが思う通り、オールバックでサングラスの似合うイケメンです。
ですが、彼は夢のように甘い言葉を与えてくれません！

仕事が忙しくてなかなか会えず、さらに休みの日は実況………

極め付きは兄者が言葉にするのが苦手だということ！

だから今日みた夢のようなこと、付き合ってからほとんど無かった。

だけど、

『仕事と私どっちが大事なの！』

なんて口が裂けても言えないし。

本能的に夢で彼への愛を補っているのかもしれない。
…なんか虚しいけど。

いっそ言えればいいのに！！

なんて言っても言えないので兄者さんのお友達のおついちさんに妄想やら夢やらなんでも送り付けます～

優しいんだよねー。おついちさん。
乗り換えてやろうかちくしょー

ﾝ､ていうか私より美人でなんでもできるおついちさんに私が乗り換えられるのでは……？

だめだ。そうなったら勝てる気がしない…

呑気にこんな事考えてたらおついちさんから突然

『ごめん』

って送られてきた。

なんだ…？？と思っていたら、

いつの間にか帰ってきていた兄者に携帯を奪われた。

なんとなく緊張して動けない私を前に、
じっくりと私とおついちさんの会話の内容を見たあとゆっくりこちらを見た兄者は顔を赤く…赤く？

…………まってまって待て！！

私めっちゃ恥ずかしい事書いてるよね！？

｢……A｣

｢はぃ…｣

｢俺にこんなことされたいの…か？｣

…もちろん！！！(言えてない)

｢………｣

｢無言は肯定…でいいんだよな？｣

｢俺はAが1番大切だってこと分かってもらわないとな｣

ほんのり紅く染まった顔が近づき、夢のような甘い甘いキスをした。

(終)

しばらく書いておらず申し訳ありませんでした！！

評価やお気に入りに追加されたという通知が来る度にぴょんぴょんしているのですが、なかなか書けませんでした…

優しい余裕なさげな兄者さんが書きたかったんだと思います

遅くなりましたが、お気に入り登録、評価ありがとうございます！

1200hit超えました！！

本当にありがとうございます！

次弟者さんです！