先生 おつ ページ4
主人公学生、
おついちさんは先生です。
おついち先生は、私をAちゃん、と呼ぶ。
他のコは苗字で呼ぶのに。
気になって友達に言うとどうも私だけ、そう呼ばれているみたいだ。
親戚………？では無いよな。
おついち先生も言ってたしな…なんだっけ、六等身でなんとか、そんな感じの。
というか…これ…
…す、好きとか？？
……ないよな。まず先生だし。生徒だし。
私子供だし？魅力ないし…
…なんか……自分で言ったけど傷つくな。
目に映るのは放課後の赤い空。だけれど私は緑を考えていた。
それからも何となく、Aちゃんと呼ばれることに今までとは違った違和感を感じながら過ごしていった。
長かったと言えば長かった学校生活も終わって卒業式も終わった。
たくさんの人に祝ってもらう中、おついち先生に話しかけられた。
おついち先生は変わらず、私をAちゃんと呼ぶ。
｢Aちゃん。放課後、ちょっと教室に残ってて。｣
……？
なぜ残らねば？
私、何かしてしまったのでしょうか。
卒業式終わりに説教はやだなぁ……
なんて、思いながら行ったのに。
｢こんなの、気持ち悪いと思うだろうけど。
僕、Aちゃんが好きなの。ごめんね。｣
えっ、？
｢付き合ってくれ、なんて言わないし嫌われる覚悟で言ってるから。笑って話しかけてくれるから、期待してズルズル引きずってきたけどもう、やめるから。｣
｢聞いてくれて、ありがとう。｣
……
｢…待ってください。｣
｢え？｣
｢期待して、いい、…です。
謝らないでくださっ！…い……｣
私の話もあんまり聞かずに、場所も考えずに、抱きついたおついち先生。
誰かに見られるんじゃ、恥ずかしいなんてより今まで抱えていた違和感の正体の好きという気持ちに私は満たされている。
このまま、このまま。ずっと好きでありたい。
あたたかい腕の中、そんなことを考えた。
──｢おついち…｣
｢なぁに？A｣
｢もうちゃん付けで呼ばないの？｣
｢Aこそ、僕のこと先生、って呼んだりしないの？
たまには…いいと思うけどね｣
…ちょっとニヤけてるおついちは無視で。
でも、変わるはずなく、
私は今でもおついちが好きです！
(終)
最後、って時に告白するのってずるいですよね、
私好きです←
お気に入りが5人に！
ありがとうございます！
評価の星も黄色に…
読んでくれてありがとうございます！
次は兄者さんですー！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優 | 作成日時：2017年7月23日 7時
