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猪の被り物を被った人 ページ10

すると炭治郎さんは善逸さんの肩に手を置いた。

炭「善逸…おれにはわかる善逸は…」

すると炭治郎さんはピクッと何かに反応した。

炭「駄目だ!!」
善「ギャーーーーッ」
貴「え?!」

振り返るとあの子供達がいた。

貴「貴方達入ってきちゃダメだよ!」

私はすぐ子供達の側へと駆けつけた。

「お、お兄ちゃんお姉さんあの箱カリカリ音がして…」

音?

炭「だっ…!!だからって置いてこられたら切ないぞ…あれは俺の命より大切ななものなのに…」

命より大切なのもの?

疑問に思っていたらミシミシと音がはっきり聞こえた。

すると炭治郎さんと女の子が善逸さんのお尻にぶつかってしまった。

善「あっごめん…尻が…」

その瞬間鼓の音がポンポンポンと三回音がなった。

炭治郎さんと女の子の姿がない!!

後ろを向くと善逸さんと男の子の姿もなかった。

貴「そ、そんな!はぐれちゃった…!?」

みんなを探すため廊下をうろうろしていたら角から猪の被り物を被った人とぶつかってしまった。

貴「…っいった……えっと貴方は…」
「…」

その猪の被り物を被った人は無言で私の横を走り去った。

貴「な、なんだったの……?」

立ちあがってまたうろうろすると近くから誰かの声が聞こえてきた。

貴「ここの部屋かな…?」

私はスッと戸を開ける。

すると奥には男の子と女の子の姿があった。

清くんとてる子ちゃん→←守る



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作者名:恵李咲 | 作成日時:2019年9月14日 14時

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