桜よ舞え【鬼滅の刃】 (ページ9)

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守るページ9

「に兄ちゃんじゃない…兄ちゃんは柿色の着物かてる…」

そうか…何人も捕まっているんだ…

炭「善逸、A！！行こう」
貴「はい！」

呼び捨てされて少し胸がドキンと弾んだ

善逸さんは怯えている顔で横に顔を振った

すると炭治郎さんは怖い顔をした

炭治郎さん…怒ると…怖い…

炭「そうか…わかった」

善逸さんは炭治郎をガッと掴む

善「ヒャーーッなんだよォーー！！なんでそんな般若みたいな顔するんだよォーーッ行くよォーーッ！」
炭「無理強いするつもりはない…」
善「行くよォーーッ」

私は泣き叫ぶ善逸さんの手をぎゅっと握る

貴「大丈夫です！善逸さん！一緒に頑張って行きましょう！」

すると善逸さんは顔を真っ赤にして

善「はいッ！！」

と答えた

炭治郎さんは子供達の前にずっと背負って居た箱を置いた

炭「もしもの時のためにこの箱を置いていく。何かあっても二人を守ってくれるから」

ずっと思っていたあの箱はなんだろう

そう思いつつ家の中へと入る

善逸さんはプルプルと少し震えている

貴「大丈夫ですよ善逸さん」

ニコッと笑うと善逸さんはキメ顔で

善「俺は貴方のことを守ってみせますよ…」

と言った

炭「2人共ちょっと申し訳ないが前の戦いで俺は肋と足が折れているまだ完治していない」
貴「え、大丈夫なんですか！？」
炭「うん…で善「えええーーッ何折ってんだよ骨！折るんじゃないよ骨！折れている炭治郎じゃ俺を守り入れないぜしししし死んでしまうぞ！！」
貴「だ、大丈夫ですよ…善逸さんは私が守ります！」

すると善逸さんは急に態度を変えた

善「いや、ダメだAちゃんは俺が守る」

大丈夫だろうか…？