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外に出るとそこにはあの猪頭と善逸さんの姿があった。

「刀を抜いて戦えますこの弱味噌が!!」

善逸さんは炭治郎さんが大事そうに抱えていた箱を抱きしめていた。

善「炭治郎…俺…守ったよ。お前が…これ…命より大事なものだって…いってたから…」

善逸さんはボロボロになっていた。

そこには正一君の姿があった。

「お前ごと箱を串刺しにしてやる!!」
貴「やっ…!!」

やめて!!と言おうとした瞬間炭治郎さんがやめろ!!と勢いよく猪頭にバキッと腹パンした。

炭「お前はお肉殺隊員じゃないのか!!」

骨折った…

炭「なぜ善逸が刀を抜かないかわからないか?隊員同士で徒に刀を抜くのは御法度だからだ!!それをお前は一方的に痛めつけていて楽しいのか?卑劣極まりない!!」

猪頭はガブッゴホッと苦しく咳すると次にハハハと笑う。

「ア''ハハハッそういうことかい悪かったな。じゃあ素手でやり合おう…!!!」

いや全く理解してない気がする…

猪頭はダン!と起き上がる。

炭「隊員同士でやり合うのが駄目なんだ。素手だからいいとかじゃない!!」

私は炭治郎と猪頭中善逸さんの近くに近寄る。

貴「大丈夫ですか?善逸さん…」
善「え?う、うん…大丈夫だよ!」

とすこし頬を赤らめる善逸さん。

猪頭と炭治郎さんの方へ視線を向けると炭治郎さんが猪頭にゴンッと頭を地面にぶつけられていた。

貴「炭治郎さん!」
「凄いだろう俺は!!凄いだろう俺は!!こんなこともできるんだぜ!!アハハハハハ」
炭「やめろそういうことするの。骨を痛めてる時はやめておけ悪化するぞ!!」
「悪化上等!!今この刹那の愉悦に勝るもの無し!!」
炭「将来のこともちゃんと考えろ!!ちょっと落ち着けェ!!」

炭治郎さんはゴシャと痛い音を出しながら猪頭に頭突きをした。

最終選別でもこの光景を見たなぁ…

猪頭はよろよろしながら体制と整えると被っていた猪頭が取れた。

善「女!?え!?!?顔…」


そこには顔がすごく綺麗な人が立っていた。

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作者名:恵李咲 | 作成日時:2019年9月14日 14時

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