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♡♡♡
『でも、パートナーはいるでしょ…？』
そうだ。誘いを断ったからといって必ずしもパートナーがいない訳ではない。
そこが1番肝心なところ。いないといいな。
｢いや、まだいない。僕にはずっと心に決めた人がいるんだ。今日、彼女を誘おうと思ってね｣
え、？ねえ、うそでしょ。冗談だよね？
どん底に突き落とされた気がした。そんなの知らなかった。知る由もなかった。
『そっ、かぁ…』
胸が張り裂けそうだった。ドラコに誘われるなんて前世でなにをしたらそうなるの。
ドラコに誘われる人は幸せ者だね。羨ましいよ、ほんと。私だったらよかったのに。
なんで私を見てくれないの。こんなにも好きなのに。そんな魅力ない？もっとかわいくなきゃだめ？
『がんばってね、応援してる』
また嘘をついた。少しも応援してない。失敗すればいいのに。それで私のとこに来ればいいのに。
性格悪くてごめんね。
｢ここまで言って分からないのか？｣
『え…？』
｢はぁ…全く、鈍感な奴め｣
一体何が起こっているのか、まったく理解できなかった。
左手に彼の手が重なると、私たちは自然と向き合った。彼の瞳が私を捉える。
彼は私の手を下から取り、優雅に胸元まで導いた。その上品な仕草に魅了される。
｢僕と一緒にダンスパーティに行ってくれませんか？お姫様｣
ああ、私は夢でも見てるのだろうか。現実味のないこの状況に頭が混乱する。
この瞬間をどれほど待ち望んでいたか。やっと私を見てくれた。ずっと待っててよかった。
目頭が熱くなるのを感じながら私は微笑んだ。
返事は一択。
『喜んで』
貴方しかありえない。
ドラコがこの上なく嬉しそうに笑う姿にきゅぅ、と胸が締め付けられる。
あぁ、どうしようもなく君が好き。
｢それにしても、昼間の発言には驚いたよ｣
『え？…えっ聞いてたの！？』
｢あんなに叫んでたら嫌でも耳に入ってくる｣
『うわ恥ず…』
うわぁ、1番聞かれたくない人に聞かれてた。最悪だ。もう私の人生終わりだ。
｢そんなに僕が他の人とパートナーになるのが嫌だったのか？｣
悪戯っぽく笑うドラコに嫌でも胸が高鳴る。
『うるさい…』
そんなの当たり前じゃん。だって好きなんだもん。
｢ふっ、僕も同じ気持ちだ。だから嬉しかったよ。もう一度言ってくれない？｣
『もう帰るっ！！』
もう、ほんとずるい。
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彩乃 - ほんっとに大好きです！！！！！もーまじ好き笑 甘酸っぱいけど甘さがちょうど良くてまじすきらぶ (9月11日 20時) (
レス) @page47 id: 39421c01f8 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃 - まじで大好きです！！できれば更新続けて欲しいです🫶🏻🤍 ドラコ可愛い…あ、主人公の子も！！ (8月28日 18時) (レス) @page26 id: 39421c01f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - めちゃめちゃ主人公が可愛くて面白くて大好きですこの作品！！ (8月13日 20時) (レス) id: 0ffe35b8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます！！！(＞＜) これからも頑張ってください👊🏻💗 (2023年2月27日 19時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちるあ | 作成日時：2023年2月13日 0時
