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♡♡♡
｢やった！｣
｢いいぞ、その調子！｣
順調に進んでることに安心しながら目でハリーを追いかけているとハリーは競技場から離れていった。
えええええ離れていいの！？もうなんでもありじゃん。
ドラゴンがハリーを追いかけようと翼を広げて数十m浮かび上がったそのとき。
ドラゴンの首に繋がれていた鎖が錆びて脆かったのか、ドラゴンの力が強すぎたのかわかんないけど簡単に粉々になってしまった。
完全に自由の身となったドラゴンは職員達が座っていた観客席を真っ二つにした。
｢イェーイ！いいぞードラゴン！｣
え、ねえよくないから。なにがいいんだよ。やばいやばいやばい。鎖壊れたらだめじゃん！
こんな状況でも双子らしいことを言うこの双子。
『ねえ！鎖壊れちゃったけど大丈夫なの！？』
｢分かんない…｣
｢き、きっと、ハリーなら大丈夫よ…｣
ハーマイオニーそれしか言ってないし。ハリーを信用しすぎじゃね。
まあ選ばれし者だし主人公ポジのハリーだったら帰ってくるのは当たり前なんだけどさ。逆に帰ってこなかったら物語終わるし。
ハリーとドラゴンは姿が見えなくなるほど遠くに逃走中をしていった。
ドラゴンの鳴き声が空に響き渡る。新手のASMR。
どうかハリーが無事でいてほしいと願いながらしばらく待っていると、あんなに騒がしかった音がぴたりと止んだ。
この場にいる人達は何が起きたのかとキョロキョロ辺りを見回している。
もしかしたらハリーの身になにかあったのかもしれない。そんな不安が一気に押し寄せる。
ああ、ハリーお願い。戻ってきて。
指先が冷たくなるのも、爪が手の皮膚に食い込むのも気付かないほど無事を祈るのに必死だった。
すると微かに聞こえる風を切るような音。これは確実に箒に乗っているときと同じ音だった。
それと同時に再び湧き上がる歓声と拍手。
｢来た！来たわ！！｣
興奮したハーマイオニーの声を聞きながら目を開けると目の前からハリーが箒から煙を出して戻ってきた。
今ハリーの姿を見れたことがどれだけ幸せか。ほんと、よかった。ドラゴンから逃げれたんだね。感極まって泣きそう。
あとでハリーといっぱいハグしなきゃ。
ハリーが金の卵を腕に抱えて空高く舞い上がるのを涙ながらに目に焼き付けながらそう思った。
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彩乃 - ほんっとに大好きです！！！！！もーまじ好き笑 甘酸っぱいけど甘さがちょうど良くてまじすきらぶ (9月11日 20時) (
レス) @page47 id: 39421c01f8 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃 - まじで大好きです！！できれば更新続けて欲しいです🫶🏻🤍 ドラコ可愛い…あ、主人公の子も！！ (8月28日 18時) (レス) @page26 id: 39421c01f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - めちゃめちゃ主人公が可愛くて面白くて大好きですこの作品！！ (8月13日 20時) (レス) id: 0ffe35b8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます！！！(＞＜) これからも頑張ってください👊🏻💗 (2023年2月27日 19時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちるあ | 作成日時：2023年2月13日 0時
