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マダム・ポンフリーにもう大丈夫って言われて安心したけど、まだどこかで不安を感じていた。
さっきのことが頭から離れない。
あんなにパニックになったのは久しぶりだった。
もう完全にトラウマ化してる。
ハーマイオニー達になんて言えばいいかな。
まあなんとか誤魔化せるでしょ。がんばる。
そう思っているとハリーが起きたみたい。
はぁ…まじでよかった。もう10年くらい寿命縮んだよ。
今すぐハグしたいところだけど、我慢してみんなの話を静かに聞いていた。
クィディッチはハッフルパフが勝ったみたい。
まあ今回はしょうがないよね。
｢それと…言わなくちゃならないことがあるんだ｣
ロンが言いづらそうな顔をしながら話す。
｢落ちた時…箒が、その…暴れ柳にぶつかって…｣
ほら、と言いながら布に包まれていた折れた箒を出してハリーに見せる。
えっ箒折れたの！？ハリー大事にしてたのに…。
ハリーは少し悲しそうな顔をした後、辺りを見渡してみんなに聞いた。
｢るあは？｣
突然呼ばれた名前にびっくりする。
でも私は走りながらハリーのもとへ向かった。
『ハリー！！！』
｢わっ…！るあ、痛いよ！！｣
ハリーを思いっきりハグするとそんなことを言われてしまった。
あー、泣きそう。ほんと生きててよかった。
『ごめんごめん、でもまじで心配したんだからね！もう無理しちゃだめだよ？』
｢わ、分かったからもう離して！｣
無理やり引き離され顔を見ると赤くなっていた。
あらかわいい。
｢るあ、あなたも大丈夫なの？｣
『あ〜…大丈夫だよ！！』
そう言うとハーマイオニーは安心したみたいだった。
いやまじでこればっかりは反省してます。
ロンとハーマイオニー以外の人達はなんの話をしてるのか分からないため不思議そうな顔をしていた。
そんな彼らをほっといて、私は寮に戻った。
明日はママにお菓子を送らないといけないから手紙を書かないと。
羊皮紙を取って、羽根ペンで日本語を書く。
うわ久しぶりに日本語書いた。字汚くなってる。
久しぶりで慣れない字をなんとか書き終えて、変なとこがないか見直す。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年5月15日 23時
