ドラコの限界オタクちゃん【ハリーポッター】 (ページ44)

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手紙はLINEでいいと思うんだけど、手紙の方が雰囲気でてテンション上がるからLINEはあんま使ってない。

｢よっしゃ終わった！！｣

｢今日はよく寝れそうだよ｣

『おつ～』

2人が終わる頃には消灯時間が近付いていて、明日のためにも私達は早めに眠りについた。

♡

翌日になり、今日はクィディッチの日。

だけど生憎の大雨…というかもはや嵐。

こんなんでも試合やるとかガッツありすぎだろ。なんて思いながらいつも通り支度をする。

はぁ、なんかこの天気だと気分悪いよね。湿気すごいし。てか私も外だよ？リモートでいいじゃん。

支度が終わり、ハーマイオニーと大広間に向かって椅子に座ろうとしたら優しく肩を叩かれた。

後ろを振り返ると黄色のユニフォームを着ている爽やかイケメンのセドリックがいた。

『セドリック！！』

｢おっと…やぁるあ｣

慌てて椅子に跨いでいた足を戻し、セドリックに抱きついた。

あっやばいイケメンすぎてつい。でも笑顔で抱きしめ返してくれんの神すぎてもうお兄ちゃん。

『どうしたの？』

｢僕試合出るんだ。それでるあに応援して貰いたいなって思って｣

まさかの応援希望。てかセドリックって選手だったんだ。いやー、かっこいいだろうな～。

『がんばってね！応援してる！あ、怪我しないようにね』

笑顔でそう言い、もう1回セドリックにハグした。

｢ありがとう。なんかやる気が出てきたよ｣

眩しいくらいの笑顔で私の頭を撫でてハッフルパフのテーブルに戻っていった。

これが大人の余裕か。まだ大人じゃないけど。

セドリックいい匂いだった。え、なんか惚れそう。無自覚天然女タラシの陽キャはやっぱ違うね。

そんなことを思いながら私も椅子に座って近くにある茶色のパンを手に取って食べた。

朝食を済ましたあとは最悪の天気の中で数時間立って上を見続けるという地獄が待っている。

カッパを着て3人で外に出るとものすごく視界が悪く、先になにがあるのか見えなかった。

そして私の気分も悪かった。だってメイクと髪が崩れちゃうんだもん。

試合が始まり、選手が一斉に箒で飛び回る。

｢きゃー！！ハリー！頑張って！！｣

こんな嵐みたいな天気でも元気なハーマイオニー。

いいねぇ、元気で。くっそ羨ましい。

私は心の中でしか応援できないよ。ハリーふぁいてぃん！！！

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