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♡♡♡
えまじかルーピン先生お大事に。
ちらっとロンを見ると、のろのろと教科書を開いていた。
うわあれは日が暮れるね。
そう思っているとスネイプ先生がロンに目を付け、魔法で394ページを開かせた。
ロンがびっくりしたあと、大きな声で叫んだ。
｢狼人間！？｣
｢先生、レッドキャップとヒンキーパンクは習いましたが夜行性の生き物はまだです｣
｢黙れ｣
先生がそう言うとハーマイオニーは黙った。
スネイプ先生ってほんとハーマイオニーに当たり強いよね。やめてほしい。
私のかわいいハーマイオニーを傷付けたら誰であろうと許さねぇからな。なんつって。
｢さて、動物もどきと人狼をどうやって見分けるか分かる者は？｣
すぐにハーマイオニーが手を挙げるが、スネイプ先生はガン無視。
｢居ないのか…なんと嘆かわしい｣
いやハーマイオニーがいるじゃん。
てか習ってないのに分かるの？あ、まってこの前予習してた気がする。
流石だわ、なんて思っていると聞き覚えのある声が教室に響いた。
｢先生ー！七瀬が分かるそうです！！｣
驚いて後ろを見るとあの3人組が笑っていた。
またあいつらかよ。だる。
他の先生なら無視すると思うけど、スネイプ先生はスリザリンを
｢ではMs.七瀬、答えてみろ｣
『あ…えっと……』
やっばい、変な汗でてきた最悪。
これ正直に言うしかないよね。
『分かりません…』
｢ほぉ…分からないくせによく自信満々に言えたものだな｣
いや言ってないし！！あいつらのせいだし！！
はぁ、また減点されちゃうな…。
｢先生、動物もどきは自分の意思で狼人間に変身しますが、狼人間は違います。満月がきて変身すると、今までの自分を忘れてしまい、友達をも殺してしまいます。そして同じ仲間の呼び声だけに応えます｣
私が落ち込んでいるとハーマイオニーが言った。
そしてハーマイオニーが言い終わるとすぐにドラコが狼の鳴き声を真似した。
取り巻きのクラッブ達が笑っていて、ドラコと目が合い笑われた。
ただの嫌味なのかもしれないけど、今の私はそれで少し元気づけられた。
｢ご苦労Mr.マルフォイ。これで2度目だなMs.グレンジャー勝手に発言したのは…君はそうやってしゃしゃり出て知ったかぶりをせずにはいられないのかね？｣
｢それ言えてる｣
もうロンったら静かにできないの！？
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年5月15日 23時
