ドラコの限界オタクちゃん【ハリーポッター】 (ページ41)

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♡♡♡

先生がそう言うとみんなは大広間に向かい、私はハリー達と合流して一緒に行った。

大広間に着くと長机達は片付けられていて、代わりに布団がたくさん並んであった。

まってまさかここで寝るわけじゃないよね。

えすっぴん見られるじゃん。てか明日メイクできないってこと？

そんなのむり。明日絶対寮に戻ってメイクする。

｢今日は語り合えなさそうね…｣

『えそれな？まじ萎えるんだが』

せっかく今日オールしようと思ったのに～。

｢どこで寝る？｣

｢こっちで寝よう｣

ちょうど4人分の布団が空いていた。

左から順にハーマイオニー、私、ハリー、ロンに並んで布団に入った。

みんなは肖像画事件のことで寝れないらしく、ざわざわしていた。

私はそんなの興味ないので静かに神秘的な天井を見ていた。天井きれい。やっぱ魔法ってすごい。

ふと今日あったことを思い出す。

顔が真っ赤になって照れてるドラコ。夕日に照らされたドラコ。死神姿のドラコ。恋人繋ぎして、散歩して、たくさん話した。

今日だけで色んなドラコを知れた気がしてすごく嬉しかった。今でも心臓がばくばくしてる。

あれ、でもなんか、胸が苦しい。

ドラコのことを思えば思うほど顔に熱が集まるのを感じて、もっと知りたい、もっと話したいって思ってしまう。

あ、これって……いや、違う違う違う！！あーいい子ははやく寝なきゃ！

まだ元気な目を無理やり閉じて現実逃避をしに夢の中にはいった。

♡

それから数日が経ったけど、みんなはシリウス・ブラックの事ばかりだった。

よく飽きないね。私もう飽きたんだけど。

あちこちから聞こえる話を耳にしながら4人で廊下を歩く。

次の授業はDADA(闇の魔術に対する防衛術)でスリザリンと合同だった。

るんるんな気分のまま教室に着き、椅子に座った。

そしてルーピン先生を待っていたが、来たのはスネイプ先生だった。

騒がしかった教室はすぐに静かになり、部屋も暗くなった。

｢教科書の394ページを開け｣

今日も相変わらずクールだな～。かっこいい。

分厚い教科書を捲りながら思っていると、ハリーがスネイプ先生に声をかけた。

｢スネイプ先生、ルーピン先生はどうなさったんです？｣

｢君が気にすることではないポッター…ルーピン先生は今日は授業が出来るような状態ではないとだけ伝えておこう。教科書を開きたまえ394ページだ｣

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