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♡♡♡
『今日楽しみだね〜！』
｢えぇ、るあと行けないのは残念だけど｣
『やだかわいい〜！！次は一緒に行こ！』
私服までかわいいハーマイオニーと朝食を食べに大広間へ向かいながら話す。
んー、なんか視線が痛い？
すれ違う人に必ず見られてる気がする。いや自意識過剰？
……あっ、絶対服だ。目線がもう服。
今日は気合い多めで入れてるからばちばちなんだよね。いつもは緩めだからこんな注目されてない。
そんなに私の私服が珍しいの？普段みんなどんな服着てんだよ。
そんなこんなで大広間付近に着いたらあの3人組が壁側で話していて、私を見付けるとまるでプリクラにいるJKみたいに下から上を見て笑った。
｢ねぇあの服見て、おかしくない？｣
｢ほんとだ、なにあの服｣
｢悪目立ちしてるのに気付いてないの？｣
わざと大きな声を出して私や周りの人に聞こえるように言った。
ハーマイオニーは3人組を鋭く睨んでいて、今にでも動き出しそうだった。
やっぱこんな格好気持ち悪いか〜。うん、浮かれすぎだよね。
みんなもそう思ってるのかな。気持ち悪いって。だから見てたのか。納得。
相変わらずこの系統ウケ悪いなぁ。悲しい。
『ねえ…私着替えてこよっかな』
｢何言ってるの！？あいつらの事なんか気にしなくていいの！｣
『…そうかな』
私も気にしないようにしてるけどさ。
やっぱメンタルやられるよね。私豆腐だし。
ドラコもきもいって思ったらどうしよ。
推しのオキラになったら私もう生きてられない。
｢るあが可愛いから嫉妬してるだけよ｣
それだったらいいんだけどね。
ネガティブな気持ちをずるずると引きずりながら椅子に座って食べ物をお皿に乗せる。
はああああああ食欲ないよ。
『食欲ない〜…』
｢だめよ、ちゃんと食べなきゃ｣
そう言いながらハーマイオニーが私のお皿を取って食べ物を乗せていく。お前はママか。
とか思っているとハリーとロンが来た。
｢るあ可愛いね、似合ってるよ！｣
｢随分と気合いが入ってるな｣
ほんと？似合う？私かわいい？
『どこもおかしくない？なんか思うこととかない？』
｢おかしくも何ともないよ、な？｣
｢あぁ…なんかあった？｣
『ううん、なんでもない』
よかった。ちょっと元気でたかも。
モチベ上がった気もする。まぶだち偉大すぎ。
｢ふふっ、だから言ったじゃない｣
『だね、元気でたかも』
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年5月15日 23時
