ドラコの限界オタクちゃん【ハリーポッター】 (ページ30)

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♡♡♡

『まって笑い止まんないWWWWWWWWWWWW』

｢なんでいつも笑うんだよ…｣

『だって面白いじゃんWWWWWWW』

爆笑しながら言うとシェーマスは少し呆れた顔をしていた。

｢またかMr.フィネガン。君は何回爆発させれば気が済むのかね…グリフィンドール5点減点｣

スリザリン生がくすくすと笑った。

でもさ、これで10点じゃないのが優しいよね。

グリフィンドール嫌いなくせに。

多分私だけだよね、優しいって言ってるの。

私ってもしかしてバグってる？

いやまさか。え違うよね…。

♡

午前中の授業が終わった。

これから昼食なんだけど、私はトイレにいた。

あぼっち飯とかじゃないからね！？

洗って濡れた手をハンカチで拭きながらトイレを出て大広間に向かう途中、扉の近くにドラコがいるのが見えた。

なんであそこで突っ立ってんの？

誰か待ってるのかな。あクラッブとゴイル？

あとはザビニとパンジーちゃん。

まって取り巻き多すぎじゃね。集団リンチ並じゃん。大丈夫かなこれ。

あ、え、目合った。ちょまってこっち来た。

これ逃げた方がいい？逃走中始める？

｢おい、今時間あるか？｣

『は、はいっ…！』

いつの間にか目の前にいた。

もうびっくりしちゃったじゃん。

｢あー…一緒に＿＿＿に行かない…か｣

『ごめん、もう1回言って？』

いつもの声量のドラコはどうした。

もじもじドラコぎゃんかわなんだが。

｢だから！一緒にホグズミードに行かないかって言ってるんだ！ちなみに拒否権無しだ！！｣

『えっ、ちょまって…！』

顔を赤くしながらマシンガン並の速さで言って早足で大広間に入っていった。

わぁ、嵐みたいに去っていった。まだ頭が追い付いてないや。

ドラコに言われた言葉が頭の中でぐるぐるしていると、段々と顔面に熱が集まるのを感じた。

ハーマイオニー、私…誘われちゃった。

どうしよ…今絶対にやけてる。顔熱い。

衝撃的すぎて体感1時間はぼーっとしてた。

今動けないけど大広間行かないとだめだよね。よし、がんばって行こ。

深呼吸をして平静を装う。口がぴくぴくするけど。

てか拒否権なしなのになんで聞いたんだろ。

そんなことを考えながら大広間に入ってハリー達がいる所に向かう。

｢遅かったじゃん、心配したよ！｣

｢るあ顔が赤いよ、どうしたの？｣

｢まさか……ふふっ｣

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