ドラコの限界オタクちゃん【ハリーポッター】 (ページ26)

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♡♡♡

この事はハリー達に聞こえてないみたい。

よかった。もう抱えるのは私だけでいい。

もうだれも傷付けたくない。

｢なんなのあいつら｣

｢るあは優しすぎるよ！｣

｢ほんとだよ、何も言い返さないなんて…｣

『いやがちでびびった』

心臓がばくばくしててちょっと苦しかったな。

てか私優しくないよ。みんなの方が優しい。

ただ私は弱いだけで優しくなんかない。

今だってなんとか元気だして喋ってるし。

…だめだめ、あんなことでネガティブにならないの。ポジティブに考えよ。

あ～推しで充電したい。

‎
朝会ったばっかだけどまた会いたい。

今日のこと夢に出てきそう。出てくれないかな。

まってやばいもう頭の中ドラコしかないんだけど。

色んな意味で授業集中できるかな。

♡

午前中の授業が終わり、昼食を食べていた。

｢で、朝何があったの？｣

ハーマイオニーが興味津々な顔をして聞くと、ハリーとロンも乗っかってきた。

『えー、やっぱ言わないはなし？』

みんなは大きく頷いた。

どんだけ興味あるんだよ…。

｢おいおいなんだこの空気｣

｢まさか姫、何か悪いことでもしたのか？｣

『え！？違うよ！』

やばい入ってきちゃいけない人達入ってきた。

あ終わった。隣座ってきた。

聞く気満々…ですよね～。知ってました。

｢マルフォイと朝何してたか聞いてるんだ｣

｢なにそれ面白そう｣

｢俺達にも聞かせてくれよ｣

オワタ。

明日になったら噂されてるとかないよね。

みんな知ってるとかないよね。

大丈夫だよね。みんなを信じてるよ。

『わかったよもう…』

そう言うとみんなは静かになって、完全に聞く気になっていた。

かわいいとか思ってる場合じゃないよね。

あ嘘混ぜて言っちゃおっかな。

たまには悪戯もいいと思うけど、ばれたら後が怖そうだからやめとく。

私の親友は恐ろしい人ばっかりだからね。

あこれ言ったら絶対殺られるから注意ね。

誰に言ってるのかわからない寂しい独り言を心の中で言っていると前と横からの圧力で我に返った。

みんなの視線が私に刺さってて痛かった。

新手の拷問かなにかかな。恐ろしいんだが。

心を落ち着かせてゆっくり口を開いた。

『簡潔に話すと…一緒に部屋にいた』

そう言うと飲み物を吹き出す人や咳き込む人、嬉しそうにニヤける人などがいた。

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