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♡♡♡
心の中で激しい独り言を言っているとネビルが制服をボロボロにして歩いてきた。
まって驚きすぎて綺麗な2度見しちゃったよ。
『ネビル大丈夫？撫でればよかったのに…』
｢あぁ、そうだったの？｣
『おいで、
私は杖を取り出し呪文を唱えた。
すると段々と制服が直っていき元に戻った。
｢ありがとうるあ！｣
『どういたしまして〜』
実は私職業魔法少女の量産地雷なんだよね。
ポンコツに見えるけどちゃんと魔法使える天才なんだ。ほんと困っちゃうわ。
調子に乗っているとハグリッドが咳払いをして、みんながハグリッドの方を見た。
ハグリッドの横にいたのは綺麗で大きな鳥。ヒッポグリフという生き物らしい。
なにあれかっこかわいい。
｢さーて、誰から挨拶する？｣
そう言った瞬間、みんなが後ずさった。
バックビークに見惚れてた私はみんなが後ずさったことに気付かなかった。
｢よし、ハリーとるあ いいぞ｣
ハグリッドにそう言われ、反射的に私とハリーが後ろを見るといつの間にかみんなは後ろにいた。
ねえこれやばくない？絶体絶命？
私とハリーは目を合わせ、困惑していた。
すると後ろから背中を押され、少し前に出た。
ハリーとアイコンタクトをしてゆっくり前へ行く。
口から心臓が飛び出そうになりながらバックビークにお辞儀をする。
間が空いてバックビークもお辞儀をした。
｢背中に乗せてくれると思うぞ｣
安心させる暇もなく軽々と私とハリーをバックビークの背中に乗せる。
え、まってまって拒否権なし？
私達が焦っているうちにハグリッドはバックビークのお尻を叩き、宙へ浮いた。
ホグワーツ城の上を通過しようとしていた時、私は言った。
『ねえこれ落ちたりしないよね…？』
｢ちょっと！怖いこと言わないでよ｣
『ごめんごめんWWWWWWW』
まってこの状況で笑える私強くね。
ふと前を見ると、湖の上を飛んでいた。
やばい景色めっちゃ綺麗。写真撮りたい。
『ねえ見て！景色めっちゃよくない！？』
｢あぁ、すごいや！｣
ハグリッドが口笛を吹いてバックビークが地上へ降りた。
バックビークの背中から降りるとハグリッドが話しかけてきた。
｢俺の初日はどうだ？｣
｢最高だよ、先生｣
『夢みたい！！』
そう言うとハグリッドは少し恥ずかしそうに笑った。え、かわいい。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年5月15日 23時
