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♡
夏休みがまだ始まったばかりの7月13日。
セミが鳴くのを感じながら今日の天気をニュースで聞きながら朝食を食べていた。
｢るあ、今日はあそこに行くの？｣
『うん、行くよ』
今日は私にとってすごく大事な日だった。
朝食と歯磨きを済ませ、バッグと花束を持って玄関のドアを開けた。
『行ってきまーす』
｢気を付けてね！｣
外に出るともわっとしていて暑かった。
やばい日焼け止め塗ったけど焼けそうで怖い。
しかも汗かいたらメイク崩れるし、虫いっぱいいるし、夏ってちょっと苦手。
そんな不満を持ちながら電車に乗り、少し先まで行って降りた。
そしてしばらく歩いていると見慣れた場所が見えてきた。
たくさん並んでいる大きな石の間を歩いて、あの子の名前を探した。
ここは墓場で、今私が立ってる前にあの子の骨が埋まってある。
『やっほ〜、また来たよ』
花束を飾りながらまるで会話をしてるかのように話しかけた。
でも返事は返ってこない。聞こえるのはセミの鳴き声だけ。
だよね、返ってくるわけないじゃん。
はぁ、声聞きたいな。会いたいな。
込み上げてくる寂しさに耐えながら、これまであった出来事を話した。
『じゃあそろそろ帰るね、また来るから！』
そう別れを告げ、その場を去った。
電車に揺られながら私はぼーっとしていた。
早坂 雅 。あの子は、私の唯一の友達だった。
でももうこの世にはいない。
7月13日は雅の命日でもあり誕生日でもあった。
神様ってほんとひどいよね。
私の大切な人を奪ったり、また独りにしたり。
それに私達を苦しめたあいつらも大人もみんな悲しんでるフリしてた。
全部お前らのせいなのに。
それ見てると憎くて憎くて狂いそうだった。
こんな最悪な日って存在したんだって思った。
今すぐこいつらを地獄に突き落として、私達が苦しんだ何百倍も苦しめてやりたかった。
はぁ、今更こんなこと思い出してもなんにもならないのに。しばらくは忘れられないかも。
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♡♡♡
それから夏休みに入り、私は日本に帰った。
正直みんなと別れるとき泣きそうになった。
だってみんなと離れちゃうんだもん！！
手紙書きたいけどイギリスまで遠いから、もかが死んじゃうと思って書けないし。
それに7月はハリーの誕生日だからお祝いしたかったな〜。まあ学校でお祝いするけど。
夏休みがまだ始まったばかりの7月13日。
セミが鳴くのを感じながら今日の天気をニュースで聞きながら朝食を食べていた。
｢るあ、今日はあそこに行くの？｣
『うん、行くよ』
今日は私にとってすごく大事な日だった。
朝食と歯磨きを済ませ、バッグと花束を持って玄関のドアを開けた。
『行ってきまーす』
｢気を付けてね！｣
外に出るともわっとしていて暑かった。
やばい日焼け止め塗ったけど焼けそうで怖い。
しかも汗かいたらメイク崩れるし、虫いっぱいいるし、夏ってちょっと苦手。
そんな不満を持ちながら電車に乗り、少し先まで行って降りた。
そしてしばらく歩いていると見慣れた場所が見えてきた。
たくさん並んでいる大きな石の間を歩いて、あの子の名前を探した。
ここは墓場で、今私が立ってる前にあの子の骨が埋まってある。
『やっほ〜、また来たよ』
花束を飾りながらまるで会話をしてるかのように話しかけた。
でも返事は返ってこない。聞こえるのはセミの鳴き声だけ。
だよね、返ってくるわけないじゃん。
はぁ、声聞きたいな。会いたいな。
込み上げてくる寂しさに耐えながら、これまであった出来事を話した。
『じゃあそろそろ帰るね、また来るから！』
そう別れを告げ、その場を去った。
電車に揺られながら私はぼーっとしていた。
でももうこの世にはいない。
7月13日は雅の命日でもあり誕生日でもあった。
神様ってほんとひどいよね。
私の大切な人を奪ったり、また独りにしたり。
それに私達を苦しめたあいつらも大人もみんな悲しんでるフリしてた。
全部お前らのせいなのに。
それ見てると憎くて憎くて狂いそうだった。
こんな最悪な日って存在したんだって思った。
今すぐこいつらを地獄に突き落として、私達が苦しんだ何百倍も苦しめてやりたかった。
はぁ、今更こんなこと思い出してもなんにもならないのに。しばらくは忘れられないかも。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年5月15日 23時
