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♡♡♡
｢おいパンジー、邪魔だどけ｣
私が今まさに求めていた声が聞こえた。
只今私はパンジーちゃんとドラコに挟まれてます。一体どういう状況でしょうか。中継は以上です。
まっじっで！！！ねえこれ大丈夫？修羅場になんない？今三角関係だよ？死ぬ？
｢嫌よ、私が最初に話してたの｣
｢そんなの僕には関係ない。さっさと席を外してくれないか｣
｢あら、さっきまでグズグズしてたくせに｣
｢黙れ！｣
あれ、なんか雰囲気違くね？これ不仲じゃね。いや、意外と仲良いのか…？
今まで見てきた甘々ムードはなんだったのか。私の幻覚？夢？わかんない。
『え、2人ってどんな関係？』
つい口に出してしまった。
2人はこっちを向き、パンジーちゃんはドラコを睨み、ドラコはそんなパンジーちゃんをやれやれという目つきで見た。
｢ただの腐れ縁よ｣
えっっっそれだけ！？実は付き合ってますとか結婚視野に入れてますって感じじゃないの！？
え、まってなんか頭おかしくなってきた。
『でも2人距離近いじゃん…』
もしかして隠してるのかな。別にいいのに。
逆に隠されるほうが辛いからやめてよ。
｢はぁ、だから言ったのに…｣
｢ふん…僕達はそんなのじゃない。こいつとなんか反吐が出る｣
｢そんなのこっちから願い下げよ｣
これは隠してる気配0だな。ガチトーンやめて。
じゃあなんでいちゃいちゃしてたんだろ。
まあ人間秘密の1つや2つあるもんね。あんま追究しすぎるのもよくない。
私だってまだ親にもハリー達にも話してないことあるもん。ある意味すごいよね。
｢るあー！こっち来いよ！｣
『あっ、いまいく〜！』
｢くそっ…また邪魔が入った｣
ロンに呼ばれちゃった。ドラコがなんかいってたのは気にしないでおくね。
『ごめんね、また今度はなそ！』
｢ええ、楽しみにしてるわ｣
｢…後で迎えに行く｣
迎えに行く！？
お馴染みの曲を脳内再生しながら2人と別れてロン達のもとへ向かった。
なんかみんな不機嫌じゃね？見間違えですか？
｢いつの間にパーキンソンと仲良くなったの？｣
｢目の前で見せ付けられるなんて付いてないな｣
｢大丈夫だよ、元気出して｣
ん、んん？？？ごめん言ってる意味わかんない。
なんで私ハリーに慰められてんの。
あ、もしかして勘違いした？まって誤解だよ。お昼にゆっくりお話しようね。
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作者名：ちるあ | 作成日時：2022年12月28日 0時
