君が君じゃなければいいのに KS (ページ37)

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34:私だけのページ37

ミンソクがアドバイスしてくれたように、あれからイーシンに料理を習いに行ってる

YX「そおそお、はい、ひっくり返してぇ…」

「よい…しょ、」

YX「わあ、お嬢様センスありますよぉ^^」

「ほんと?」

YX「とってもじょうずですー^^」

初めは何も出来なかったけど、最近は慣れてきたのか、イーシンがよく褒めてくれる

イーシンは根が真面目で下手なお世辞とかは言わない質だから、ほんとに嬉しい

それにとっても教え方が分かりやすくて、

難しくてうまく感覚が分からなかったら後ろからバックハグみたいな格好になって一緒に手を動かしてくれるから、コツが掴みやすい

そんなある日、作るものを特に決めてなくて二人で考えてたら

YX「あ、料理じゃないけどぉ…今ギョンスくんテスト勉強中でしょ、飲み物持っていってあげたらどうですかぁ?」

あ、ナイスアイデア!

「うん、そうする!」

頭がすっきりするように、カフェオレを淹れていくことにした。

「濃くないかなあ?」

YX「大丈夫ですよぉ、ほら、行きましょう^^」

イーシンに支えてもらいながら2階のギョンスの部屋まで持っていった

YX「じゃあ下に戻るので、何かあったら呼んでくださいねぇ」

「うん、ありがとうイーシン^^」

ノックしたんだけど返事が無くて

そおっとドアを開けると、

あ…いたいたギョンス、…イヤホンして勉強してる

…普段着のギョンスもかっこいいな…

ギョンスが執事じゃなかったら、きっとイケメン大学生とかで騒がれたり

ミスターコンなんかで優勝しまくったり

女の子にモテモテだったんだろうな…

ギョンスには本当に申し訳ないけれど

私だけの執事でいてくれるこの状況に少し安堵している自分がいた