君が君じゃなければいいのに KS (ページ35)

今日:21 hit、昨日:7 hit、合計:44,100 hit

32:初めての逆の立場ページ35

KS「こほっ、こほ…っ」

「ギョンス大丈夫、?」

ギョンスが咳き込み始めた…私にも何かしてあげられることないかな、

私が咳した時ギョンスはどうしてくれてたっけ

確か…一定のリズムで優しく背中を撫でてくれてたよね、

そしたらだんだん落ち着いて、体が楽になったっけ

ギョンスに前から抱きつくような格好で背中に手を回して、恐る恐る背中をさすった

ギョンスの咳がだんだんおさまってきたときは、すごく安心した

KS「はぁ…っ、すいませんお嬢様、っ情けないです…」

「ギョンスがいつもしてくれてることじゃない…私こそ何も出来なくてごめんね、」

KS「いいえ、十分助かりました…っ、何よりも…

お嬢様がいて下さるだけで…っ、元気が補充されていくようです…^^」

「ほんと…?」

KS「ええ、」

私だってギョンスがいるだけで元気になれるけどね…

「それでね、イーシンったらサッカーボールの模様逆にしてたの!」←

KS「逆って…(苦笑)」

ギョンスに今日あったことを話し始めたら、いっぱい聞いて欲しくなっちゃって止まらない。

だけどギョンスはちゃんと相槌をうって聞いてくれてる。

…でも、さすがに疲れてしまったのか

「それで…あ、」

コテン、とギョンスのおでこが私の肩について

「ギョンス…?寝ちゃった、?」

そのまま寝てしまったみたい

…こんなの初めてだ、

ギョンスは熱のせいか湯たんぽみたいにポカポカしてて、私まで眠くなってきた…

LH「お嬢様、そろそろ…って、まじか…(苦笑)」

ルハンが戻ってきてくれた時には、すっかり寝てしまってみたい

ギョンスにぴったり寄り添って…