君が君じゃなければいいのに KS (ページ27)

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24:熱-KS- ページ27

KSside

KS「…っ嘘だろ、」

朝起き上がろうとしたら、あまりの怠さに再び寝転んでしまった

どうしよう…熱だ。

昨日雨に濡れたのが悪かったのだろうか。

…別にいいんだけどさ。お嬢様が風邪をひかれるよりずっといい。そうなんだけど…

お嬢様をお一人にするわけにはいかない

僕の体が持てば良いけど…

とりあえず解熱剤で熱を下げて
お嬢様に伝染らないようにマスクをして

KS「ゴホ…ッはぁ、お嬢様…っ、起きてください…っ」

なんとかお嬢様の部屋まで体を引きずって声をかけた。

KS「失礼します…っ」

むにゃむにゃしてて可愛いお嬢様、だけど今はそれどころじゃない

KS「お嬢様…っ、おはようございます、」

「おはよギョンス…あれ、マスク…?病気なの…?」

お嬢様に頭を撫でられて
なんだいつもと真逆のこのシチュエーションは

KS「なんでもありません…っ、早くしないと遅刻ですよ、っ」

バレないように顔を背けながらチエンさんが昨日アイロンを掛けてくれた制服を手渡した。

お嬢様が着替えられる間に下に降りて

KS「おはようございます…っ、」

YX「おはよぉギョンスヤー」

コックのイーシンさんのお手伝いに入る。

…そういえば、今日お嬢様が階段を降りられる時…支えられるのだろうか

気合いだ、気合い

YX「ギョンス?体調わるそうだけど大丈夫なのぉ?」

KS「大丈夫です、」

…うっ、作ってるだけで吐きそう…

こんなので大丈夫かな…

YX「あ…」

KS「はい、?」

YX「お嬢様の目玉焼きをね、ハートの形にしようと思って…星の形の型にいれちゃったの」←

KS「どっちでもいいですよ…(呆)」

…なんで星の型を手に取った時点で気づかないんだ(汗)

LY「まあいいやこれはジュンミョンさんの賄いにまわそーっと」←

失敗作はジュンミョンさん行きなのはいつものこと
("扱いひどくない(泣)?味は美味しいからいいけどさ…"byジュンミョン)

KS「…あ、っ」

LY「ギョンス!?」

ふらついてイーシンさんに支えられてしまった

KS「すいません…っ」

LY「体すごくあついよ?休んできなよぉ、ちゆちゆー!」

KS「そういうわけには…、」

お嬢様は…僕が守らなきゃ、