君が君じゃなければいいのに KS (ページ21)

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18:息抜きページ21

BH「ジェヒョンこっち回って!!…あー、ロンジュンナイスプレー!!」

ひときわ大きなベッキョンくんの声が、グランドに響き渡る。

ベッキョンくんが楽しみにしていた体育はサッカーだった。やっぱり、私は端のベンチでギョンスと見学。

でも、体育の時間が終わって中休みに入った時だった。

BH「なーこのままサッカー続けね?休み時間中!!」

JD「いいね!!ギョンスヒョンも誘う?ソニョンに代わりにAのそばに居てもらって」

LN「了解!!」

BH「おーし!!」

三人がだだだっとこっちに走ってきた

JD,「ギョンスヒョンーッ、遊ぼう！」

BH「サッカーしよう!!」

ギョンスを誘いに来てくれたみたいだけど、ギョンスは断った

KS「申し訳ございません…お気持ちはとてもありがたいですが、私はお嬢様のお側におります」

…ギョンスだってまだ20歳になったばっかりなのに

少しくらい自分の楽しみに時間を費やしてほしい

「いいから行ってきなよ」

KS「ですが…、」

「私はここで待ってるから、…主人命令、ちゃんと息抜きして^^」

少し困ったような顔になった後で、にっこり笑ったギョンス

KS「ありがとうございます…では、お言葉に甘えさせていただきますね」

JD「やったあ！」

KS「…ですが。

"息抜き"とはなんですか…私はお嬢様のお側に仕えさせていただいて、いつも幸せでございます」

…ずるいよギョンス…そんなときめく言葉言わないでよ

漫画の中の執事かってくらい、甘いセリフ

ベッキョンとジョンデに引っ張られてくギョンスの背中をポーっと見つめていた

サッカーしてる姿を見て、やっぱりギョンスも普通の男の子なんだなって再認識した

LN「ギョンスさんも運動神経いいのね!!」

「そうだね…」

普通なら大学で楽しいキャンパスライフを送っているだろうに、ギョンスは青春を全部捨てて私に尽くしてくれている。

だから…こんなときくらい、楽しんでほしいから

先生「キムソニョン、ちょっといいか?」

LN「えー、私ギョンスさんの代わりにAの付き添いに…」

先生「少しだけだから!!…大丈夫だよな、?」

「はい、…ソニョンありがと、行ってきて^^」

LN「うん…、ごめんね??」

ソニョンが申しわけなさそうに先生の方へついて行って、

私は一人ぼっちになってしまった