君が君じゃなければいいのに KS (ページ19)

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16:理想のお姫様ページ19

KSside

パーティーの帰りの車中、疲れきったお嬢様は僕の膝に頭を預けてくぅくぅ寝てらっしゃる

…とっても可愛い

LH「いやー、ギョンス凄かったなぁ♪」

KS「ありがとうございます…、」

その時ガタ、と車が揺れて、なんでもない揺れなのに無意識にお嬢様を庇ってた

…お嬢様と両親の事故がフラッシュバックして、

LH「…ギョンス、大丈夫か?」

助手席からルハンさんが心配そうに振り返ってくれるから、元の体制に戻って"大丈夫です、"と答えた

LH「運転手の中でジュンミョンほど心配なやついねぇわ…(苦笑)」

JM「酷いよー(苦笑)」

…どうしてジュンミョンさんは運転手に配属されたんだろう←

お嬢様のすべすべした赤ちゃんみたいな頬を撫でてると、愛しさが募ってしまってやめた

…本気で好きになったら辛いだけだけど、

既に本気を通り越してるから

せめてこれ以上は踏み込みたくないのに

…どんどん惹き込まれていく

KS「お嬢様、お目覚めください」

「んー…抱っこ…」

KS「お嬢様はおいくつですか(呆)?」

もうお屋敷に着いたというのに、起きたくないと駄々をこねるお嬢様

LH「まあまあ今日くらい、(笑)」

KS「まったく…(汗)」

しぶしぶ背中におぶったら、

「わあい、おんぶー♪」

KS「…酔ってらっしゃるんですか(真顔)」←

JM「そんなばかな(笑)」

こんなのもはや酔っ払いでしょ(汗)

「んん…っギョンちゃん…」

KS「"ちゃん"って…(汗)」

「ギョンス…オッパ…」

KS「…っ、」

ドキッとした…だってそれは、

昔の呼び名だったから

KS「…普通にお呼びください、」

「んー…ギョンス…んっ、」

KS「…え、っ///」

ほっぺたに柔らかい感触がして、

振り返ったルハンさんとジュンミョンさんがニヤニヤしてる

LH「寝ぼけてポッポなんて…(笑)」

JM「ほんとギョンスにべったりだなぁ(笑)」

…平然と会話してる二人だけど…

僕やばいんだけど←

Aお嬢様って、とっても綺麗なんだ。

美人はたくさんいるけど、こんなに美しいと可愛いと綺麗を兼ね備えた人っていないし

性格だってほんとに素直で可愛くて優しくて

僕にとってはまさに理想のお姫様(女の子が言う"理想の王子様"的な←?)

それでいて好きな人なもんだから

懐いてくださっているのはありがたいけど

…過度なスキンシップをされたら、冷静な態度が保てなくなる。