小さな願いと彼。 ページ2
・
明日になるのが嫌。
知らない王子と結婚なんて。
今日だけ時間を止められたらな。
いっその事、お城を逃げ出してしまおうか。
許されないと思うけど。
自分では叶える事ができないお願い。
この綺麗な月なら…
なんて手を合わせてみたけど
流石に無理があるよね。
我慢するしかない小さな願い…
「僕が叶えて差し上げましょうか」
「え」
声と共に現れたのは男の人。
前の席に座ってにこにこしている謎の人。
尻尾を振っておねだりしている犬みたい。
「え、」
「……貴方が私の願いを叶えてくれるんですか」
「そうです」
「…っていうことはこのお城から連れ出してくれるんですか」
「そうです！」
絶えず笑っている彼はきっと悪い人ではないんだろう。
でも、簡単に信じてもいい話だろうか。
本当に連れ出してくれるのだろうか。
心配と喜びとがごちゃごちゃする。
「どうします、僕を信じていただけますか」
犬のような可愛さは無くなり
突然優しく言う彼はとても安心感があって
託してもいいかもと思ってしまった。
月のせいでもあるかな。
”甘い誘惑”
それにのってしまったのかもしれない。
でもこの選択が後でこんなことになるなんて
この時は何も知らなかった。
彼が差し出した手に自分の手をのせる。
優しく包んでくれる大きな手。
少し恥ずかしい。
彼を見上げる…
と、
′笑顔′なんていうものは無かった。
いきなり私の手を痛いぐらい強く引っ張り
彼の目の前に。
彼の目の色は赤へと変わっていった。
そして、顔が近づいてくる。
怖い、逃げたいと感じた時には
「──ごめんね」
という声が聞こえ
意識が遠退いていった。
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ちょこれーと。(プロフ) - ありがとうございます！ウジくんの歌声と言い、ダンスと言い、本当に好きです。笑い方も癖がありすぎで…笑 ホシウジのノリ大好き。 (2020年3月1日 14時) (
レス) id: 4f5febfaa5 (このIDを非表示/違反報告)
*絲* - 初コメです！いつも楽しみに見てます！私の推しは、ウジです！これからも頑張ってください！ (2020年2月25日 21時) (レス) id: 7b8cd78f7f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと。(プロフ) - めぐさん» スンチは最高ですよ。お兄ちゃんにほしいランキング一位の方ですよ。←私情(笑)Saythename聞きたいです…（遅れてごめんなさい） (2020年2月24日 11時) (レス) id: 4f5febfaa5 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 更新楽しみにしてます〜！ウォヌウジも大好きなんですけど、推しはすんちょるです！ (2020年2月19日 19時) (レス) id: 37e7eb4651 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと。(プロフ) - ゆんさん» わぁ、初コメありがとうございます！ベリベリ更新、頑張っていきます。ヤハッ！ (2020年1月21日 17時) (レス) id: 4f5febfaa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと。 x他1人 | 作成日時：2020年1月18日 17時
