侑くんのファン辞めたい。2 【角名倫太郎/宮侑】

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角名くんのおかげで、

笑い疲れて腹筋死にそう。




『っははは...！


...っ、(ｸｼｭﾝ』





それにしてもな、






...さっきから、くしゃみ止まらん。

少し肌寒い気がする。






角｢...？大丈夫？｣



『あー、ちょっと、寒いなーって』





私の席、真上にクーラーあるんだよね。





しかも最初より、威力増してる気がする。



生憎、自分で操作できないみたい。



...誰だよ！強くしたやつーー！！





『でも、大丈夫大丈夫！...膝掛けがリュックに入ってた...、はず。』




あれ？



リュックの中を漁ってみても、一向に膝掛けが見当たらない。




『...ない！なんでや』





多分、間違えてキャリーに突っ込んできてしまった。やらかした





角｢...これ、使う？｣







そう言った角名くんの手の中には


さっきまで羽織っていたであろうカーディガン。






『え、でも、それだと角名くんが...』




絶対さむいと思う...。






角｢こっちはあんまり風こないし、大丈夫だよ｣



『本当に？...寒くない？』




角｢うん、使っていいよ。Aさんが風邪引いちゃったらあれだし｣





『じゃ、お言葉に甘えて使わせてもらいます...。

角名くん本当にありがとう...！』



貸してもらったカーディガンからは





当たり前やけど、

...角名くんの匂いがした。



それだけで、顔が火照るのが分かる。




(...わぁ、こんなんで赤くなるとか、ただの変態やんっ...)

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