侑くんのファン辞めたい。【角名倫太郎/宮侑】

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※これからの話の都合で、27,5話を追加しました。
中々に話の解釈が変わると思うのでぜひ目を通してください！

















『...うぅ…』




角｢...好きなだけ、..泣いていいから｣






角名くんは、




私が泣き止むまでずっと待っていてくれた。









時折、






無造作に私の髪を撫でる角名くんの手はとても優しくて、私を安心させるには十分すぎるものだった。









さっきまで溢れていた涙も、




気づけば止んでいた。











『す、角名くん...もう大丈夫だよ...ありがとっ』








角｢...良いんだよこのくらい。怪我とかない？｣








『うん。...大丈夫！』







突き飛ばされた時はお尻が痛かったけど、







一瞬の痛みだったみたい...。


















侑｢...は、2人で何してんねん｣






『...！あ、侑くん...』






侑｢こんなとこで...2人きりって




..どうゆうことやAちゃん。｣







侑くんの顔は酷く怒っている



まずい。


...傍から見たら、こんなの浮気でしかない。




『...違うよ、侑くん...角名くんは、』







角｢...侑のファンがAさんに色々言って、傷つけてたんだよ｣







侑｢...っ、そんな、


......すまん、Aちゃん。｣






『い、いや、侑くんのせいでは...』









角｢...しっかり守れよ。Aさんは、...お前の彼女なんじゃないの｣







角名くんの声はどこか怒りを含んだそんな声だった。









侑｢...っ、くそっ...｣




侑くんの顔は酷く歪んでいて、


下を向き、...唇を噛み締めていた。









角｢んじゃ、俺行くから。......あとは2人でどうにかして。｣






侑｢...っ、ありがと...角名。｣








そのまま角名くんは、






私たちに背を向け教室棟の方に戻ってしまった

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