侑くんのファン辞めたい。【角名倫太郎/宮侑】

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角名side







インハイ前の練習はやっぱりきつい。



心做しかみんな口数が少なく感じる。









侑｢あー。疲れだァーー！｣








遅れて部室にやってきた侑の声がやけに響いた。









北｢おい、侑。




...この大量のお菓子どうにかせぇよ｣









北さんが指すのは、



紙袋に乱雑に詰め込まれた大量のマフィンたち。







尾｢...それにしても、貰いすぎちゃうか｣




...俺もそれは思った




モテるのは知ってるけど次元が違う。









侑｢あぁ、これ全部食べたらデブツムになってまうなー！｣






角｢どーせ、治にあげるんでしょ｣







昨年のバレンタインも半分以上は



宮治が美味しくいただきました。って言ってたな









侑｢あ、角名も貰ってるやん！マフィン｣





知らぬ間に侑が俺のロッカーを覗いてた。




...くそ、隠してたのに






侑｢誰からなん？そのマフィン｣







角｢んー、秘密｣




侑｢はぁ？！教えてくれてもええやん｣








言うもんか。









━━━━━『本当は、角名くんにだけ渡そうと思ったんだけどね、多く作っちゃって...侑くんには余りを1個あげたの、、』








侑じゃなくて、俺に作った と言ってくれたAさん。






(...やば。)







嫌でもにやけてしまうのが分かる。






この優越感...、たまんない。









マフィンは


家でゆっくり食べようと思い、




そっと、潰れたりしないように


マフィンをカバンにしまった

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