あの日の貴方と今日の貴方【孤爪研磨】

21.考え事 ページ21

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「水瀬ちゃん、どした？考え事？」



告白いつするべきか、って考えてたら黒尾さんに話しかけられた。



『あっ、ごめんなさい！大丈夫です！』





そうだ。今は部活中だもんね。集中しないと




ドリンク用意しに行こう…







「危ない！！！」


『！？』



勢いのいいボールがこっちに向かって飛んできた




＿＿＿パシッ




『痛、、くない、？』




「大丈夫？」





声がするほうを見ると研磨がボールをキャッチしてくれていた




『あ、ありがとう！！』




「別にいいけど…今日ぼーっとしすぎ。何かあったの？」




研磨にも言われちゃった…。まぁ観察眼の研磨だし…




でも理由話すわけには行かない





『ごめん。大丈夫だよ！集中する。』




「…うん。あと今日クロ寄るとこあるらしいから2人で帰ろ」




『…！！わかった！！』





久しぶりに研磨と2人で帰れる！！



自然と緩む口元を誤魔化すようにその後はマネージャーの仕事に集中した





――――



「研磨が…！あの研磨が…！走って水瀬ちゃんを守りに行ったなんて…！」





「夜久さん何泣いてんすか？」





「っ、リエーフうるさいぞ！レシーブ練しろ！」




「理不尽ですよー！」

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