あの日の貴方と今日の貴方【孤爪研磨】 (ページ17)

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17.謝罪ページ17

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「「「ありがとうございました！！！」」」

烏野との練習試合が終わりみんなそれぞれ仲良くなった人達と交流していた

黒尾さんと烏野のキャプテンさんはお互いの握力をめいいっぱい使って握手してたけど…

研磨と日向も仲良さげに話していた

「またなー！A！」

『うん！日向、全国で会うよ！』

「もちろんだ！」

連絡先を交換したあと日向に手を振った

『さて…研磨に謝りに行かなきゃ』

見ると研磨はそそくさと帰る準備をしていた

『あの、研磨…』

私が話しかけると研磨が振り返る

やっぱり目は合わない

「…どうしたの？」

『試合前ちょっと機嫌悪かった？』

「…別に、そんな事ないけど」

『嘘だよ！私にはわかるもん』

そういうと研磨はバツの悪そうな顔をして下を向いて黙ってしまった

『私なにかしちゃったかな。ごめん、何か言ってくれないとわかんなくて…』

「…Aは」

『？』

「Aは、翔陽と友達だよね？」

『え、うん。友達だけど…』

「男の友達にもあんな風に抱きつくの？」

『えっ？違うよ！その、あれはなんというか久しぶりに会えてテンション上がっちゃって、わー！ってなって、その…』

「そんな焦らなくていいよ」

『とりあえず普段はそんなことない！今日のは例外だから！』

「そう…、でもあれはちょっとやめたほうがいいと思う」

『そうだよね、ごめん。』

「うん。別にいいよ、でも」

急に腕をぐいっと引っ張られ、研磨の匂いに包まれた

『…っ！？研磨！？』

気づけば私は研磨に抱きしめられていた

「俺、Aが翔陽と抱き合ってるの見て嫌だった」

『それはほんとにごめん』

「だから今はちょっとこのままで居させて」