あの日の貴方と今日の貴方【孤爪研磨】

14.帰り道 ページ14

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「そういえば水瀬ちゃん、監督から聞いたか？」



部活が終わり、私は帰り道が同じの黒尾さんと研磨と一緒に帰っていた



『はい！宮城で練習試合があるんですよね』



「お、聞いてたか！」



「Aは宮城から東京に戻ってきたんだよね」



『うん！雪ヶ丘中学校ってとこにいたんだけどバレー部は無くて。でも自分でチーム作ってる友達がいてね。でもその子とは連絡先交換してないし…元気にしてるかなぁ』



「水瀬ちゃんのその友達って高校からバレーしてるんじゃないの？」



『はい、その練習試合の相手にもなってる烏野高校に行ってバレー続けるとは言ってたんですけど…』



「じゃあ会えるかもじゃねーか！」




『会えたら嬉しいです！』




そういうと研磨は興味なさげに「ふーん」と言った



『研磨ちょっとは興味持ってよ！』



「おーっと研磨クン？水瀬ちゃんに男の子の友達が居てヤキモチでも妬いてるんですか？」



「…うるさい。そんな事ないから」


研磨はそう言いながら黒尾さんの事を睨んだ


少し顔が赤くなってるし、こういう顔されたら期待しちゃうからやめて欲しい





『研磨くん素直になりなさいよ？』



「Aもうるさい。クロのうざいノリに乗っからなくていいから」



「コラ研磨！ウザイとか言わない！」



『やめてー！私のために争わないで！！』






そのまま私たちは3人で笑いながら帰った




にしても楽しみだな


日向、ちゃんとバレー続けてるかな

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