あの日の貴方と今日の貴方【孤爪研磨】

12.今日から ページ12

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研磨と一緒に帰れた幸せを思い出しながら1週間
マネージャーの見学も1週間毎日行って仕事も少しずつだが出来るようになっていた





「A〜！3年生が呼んでる！」



『ありがとう！今行くね』



クラスメイトの子に呼ばれて廊下に出るとそこに居たのは黒尾さんだった



「水瀬ちゃん、ごめんね急に」



『いえ！全然！どうしたんですか？』



「マネージャーのことなんだけど」



「やっぱり水瀬ちゃんにマネージャーになってほしい」



『えっ』



「ここんとこ1週間くらい見学に来てるだろ？その時の仕事っぷり見てたら水瀬ちゃんは出来ると思うんだ」



『…私もマネージャーの仕事はだいぶ頭に入ってきました。でも部員の皆さんは本気で頑張ってるのにそんな中で初心者の私が足引っ張っちゃっていいのかなって、』



「でも水瀬ちゃんは本気で部員のみんなのことサポートしたいし応援したいって思ってるだろ？」



『そりゃもちろん思ってます！』



「なら充分だよ。それにたった1週間でこんなに仕事できるなんて凄いことだし」



「あと…研磨も水瀬ちゃんがいると少し楽しそうなんだ」



『研磨が…？』



「あぁ、もちろん部員みんなだけどね。だからマネージャーは水瀬ちゃんが『私、』」



『…私、本気で頑張る皆さんを本気でサポートします』



『まだまだ未熟者ですがマネージャーやらせて下さい！！』



張り切ってそう言うと黒尾さんはすごく喜んでくれた



「ありがとう！新マネージャーさん」



『よろしくお願いします！』



「早速だけど今日からよろしくね」



『でも私、入部届けを…』



「それなら貰ってきたよ。はい、これに名前書いて出してチョーダイ」



さすが黒尾さん…仕事が早い。





そんなこんなで水瀬A、今日からマネージャーデビューです

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