陸 ページ9
私は部屋から出ようとすると、胡蝶さんに呼び止められる。
胡「無理なさらないでくださいね」
貴「ありがとうございます、気をつけますね」
*
胡蝶さんのお願いで今休養を摂っている三人の隊士に稽古を付けて欲しいとの事で道場へ向かう。
私が道場に入った時、金髪の少年は鼻の下を伸ばして近づいてきた。が、構わない。
善「美人なそこのお姉さん、よろしければお茶でもどうですか」
貴『煉獄Aです。これから稽古を始めます。』
善「おt『稽古です』
…はい」
炭「(すごい…善逸を黙らせるなんて…それと煉獄(A)さん…この前会った柱の人と同じ匂いがする…兄妹だろうか…?
でも…物凄くすごく似ていない…!!)」
それから私は三人に稽古をつけると二人は直ぐにへこたれてどこかへ行ってしまった。
炭「あの…稽古中にこんな事聞くのはなんですけど、もしかして煉獄さん、兄妹います?」
貴『竈門炭治郎君だったよね。鬼を連れてる隊士は。』
炭「は、はい!妹が鬼にされて…。でも、禰豆子は1度も人を喰ってません。」
信じ難い話だけれど、私は彼の純粋で無垢な瞳を見ていると、嘘をついていることはないと判断した。
貴『そう…。まぁいいけど。
そのことに関しては、兄の杏寿郎から聞いていた。』
炭「(やっぱり、兄妹だったんだ)」
貴『…とりあえず、もう稽古は終わり。間違って君の妹を斬らない為に一目見させて。』
炭「…!ありがとうございます!(初めてだ、禰豆子の事を認めてくれた人…。それにこの人、言い方は冷たいけど、優しくて強い人の匂いがする。)」
炭治郎は私を禰豆子という鬼にされた妹の部屋に連れていく。
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明朱(プロフ) - シャリファさん» 観賞用のみでしたら、可能です!転載などは不可です、ごめんなさい! (2022年10月15日 1時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します!作品とても感動いたしました!絵めっちゃ上手ですね!見るだけなので保存してもよろしいでしょうか? (2022年10月14日 22時) (レス) @page42 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - まゆゆさん» ありがとうございます!笑笑楽しんでいただけてよかったです! (2021年7月30日 0時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 作者様に泣かされたぁぁぁぁぁ(泣)良い話過ぎる! (2021年6月19日 1時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 猫築かなめさん» そんなに言って貰えると本当に嬉しいです。作品作り、頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明朱 | 作成日時:2019年10月2日 20時