参 ページ34
走り続けていると、鬼が目の前に立っていた。
貴『…！！』
「久しぶりだな。女剣士」
全身に墨で描いた線をめぐらせたような鬼が目の前にいた。
間違いない。
忘れもしない、あの日に戦って逃げた鬼だ。
貴『猗窩座ァ！！！』
猗「俺の名前を覚えていたのか！名はなんて言うんだ！教えろ！」
私は目に止まらぬ速さで刀を振るい続ける。
しかし、猗窩座の攻撃を避けるために間合いをとり向き合うと、怒りが込み上げてきた。
貴『煉獄A…！お前が殺した鬼殺隊炎柱、煉獄杏寿郎の妹だ…！！！
私はお前を殺す為にここまで来ている！！』
猗「面白い…！俺と戦おう、A！！」
猗窩座の猛激を避けながらも攻撃をするが、すぐに再生されてしまう。
どうにか私の優勢にしなければ押し負ける。
体を翻し、猗窩座との距離をとる。
猗「なんだ。逃げ腰か…！」
貴『炎ノ呼吸 壱ノ型 不知火 二十連！！』
猗「(前よりも早い…！)」
猗窩座は攻撃を防ぐのに必死で攻撃出来ない。
やれる…！！
そう思い、一気に間合いを詰める。
しかし、そうはいかなかった。
服を掴まれた。
すると床に思いっきり叩きつけられそうになったが、掴まれた隊服ごと斬り離した。
猗「その判断力、さすが杏寿郎の妹だ。」
貴『貴方とは喋りたくもない。話しかけないで』
炎ノ呼吸 伍ノ型 炎虎 猛進！！
何匹もの炎虎が襲いかかるような激しい連撃に、猗窩座は避けるばかりだった。
しかし、それは違った。
猗窩座はずっと私の動きを見て目を慣らしていただけだったのだ。
猗「お前の攻撃は見事だ。だが、やはり一つ一つが弱い。」
猗窩座は構えの体制をとると、一気に肌に伝わるほどの闘気をあげた。
猗「破壊殺・乱式」
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明朱(プロフ) - シャリファさん» 観賞用のみでしたら、可能です！転載などは不可です、ごめんなさい！ (2022年10月15日 1時) (
レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します！作品とても感動いたしました！絵めっちゃ上手ですね！見るだけなので保存してもよろしいでしょうか？ (2022年10月14日 22時) (レス) @page42 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - まゆゆさん» ありがとうございます!笑笑楽しんでいただけてよかったです！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 作者様に泣かされたぁぁぁぁぁ（泣）良い話過ぎる! (2021年6月19日 1時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
明朱(プロフ) - 猫築かなめさん» そんなに言って貰えると本当に嬉しいです。作品作り、頑張ってください！ (2020年8月21日 1時) (レス) id: 7877c5d22d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明朱 | 作成日時：2019年10月2日 20時
