双子。【煉獄杏寿郎】

参 ページ29

胡蝶さんとの話が終わると、外へ出た。


とりあえず、ものすごく空腹なので昼を外で済ませてから帰ろうかと思い、蕎麦屋へ向かった。


すると、見覚えのある羽織が二つ。


暖簾をあげると、やはり見覚えのある顔。



貴『炭治郎くん…冨岡さん…なにしてるの』


炭「あ！Aさん！今ザル蕎麦早食い対決しようとしてるんですけどやりますか？」


冨「負けたやつの奢りだ」


貴『なるほど…。いいよ、のってあげる。けど、後悔しないでね。私今、すごくお腹すいてるから』


炭「(もしかして甘露寺さんみたいに沢山食べる女性なのかな？)」






数分後






炭「俺の…勝ちですね…」



すごく苦しそうな顔で今にも吐きそうな声だった。



冨「Aは二皿も食べ終わってないな。」


貴「余計なことは言わなくていいんですよ」




柱になったので代金は産屋敷に多額の請求が行くだろう。



貴『冨岡さん、なんだか少し嬉しそうですね』


冨「いつも通りだ」


貴『柱稽古、頑張りましょうね』



冨岡さんは俺はやらないと言っていたが、柱同士の手合わせはしてくれるらしいので後日会う約束をして解散した。

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