ロリと公安【降谷 零】

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Aside

透は、お父さんとお母さんのことについて聞いてきた。

『絶対に組織を裏切ってはダメよ…！お父さんみたいになりたくなかったら…絶対、絶対ダメよ…！』
『うわああん、嫌だよぉ、怖いよぉ…！』

真っ赤になったお父さんは冷たくて、ずっとお母さんはお父さんを何かで叩いてた。

『ごめんね、ごめんね…Aちゃん…』

そのあと、お母さんは大きな音がした後、頭から血が出てた。

『なんだ、子供か？あぁ、可哀想に。取り残されたんだな』

ぼーっとしてたらお兄ちゃんが話しかけてきた。

『おにいちゃん、だれ』
『え、もしかして見えてる？』
『うん』

お化けのおにいちゃんは「ヒロ」って名前だった。

『こういう特別な状況だと見えることもあるんだろうな…』

頭が真っ白になって、なにも分からなかったけど、お兄ちゃんは毎日Aの元に来ては色々な事を教えてくれた。

『降谷零っていう俺の親友がいるんだ。今はバーボンとか安室透って名前だが、そいつがきっと君を助けてくれる。信じてくれ』
『ばーぼん』






数日経つと、知らない人たちが来て、連れてかれた。

『ばーぼん』
『あら、知っているのかしら？』
『ばーぼんに会いたい』

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