【鬼滅の刃】娶ってよ、炭治郎2【竈門炭治郎】

【君と喧嘩】 ページ11

事の発端は些細なことからだった




「ねえ！！誰？！私のカステラを食べたのは！！！」






実は私の大好物はカステラなのだ




しかし今回のは普通のとは違うやつだった




超一流和菓子店が作るこの時期限定超がつくほどの
プレミア付き



50名限定しか買えない『美味しいカステラ』




それを冷蔵庫の奥にひっそり隠して置いたのに



今から食べようと楽しみにしていたのに




無いのだ






「誰だよ食べたやつ！！腹くくれ！！


切腹じゃああああああああ！！」





4時間も並んで買ったんだよ、あのカステラ


お得意様しか買えないんだよ




炭「あ、あれ俺が食べたよ」





美味しかったなぁ〜なんてそんな嬉しそうに言うんじゃねえよ！！



「食べた？？あれを食べたのかお前は！！」





炭「うん、置いてあったし



名前書いてなかったから食べていいのかな〜って思って




食べちゃった」






私の中でなにかが途切れる音がした






「ほんとありえない！私が楽しみに取っておいたカステラを！！何食ってんだよ！！


最低！！それでも人間かお前は！！」





炭「は？？なんでそんなにカステラ如きで怒ってるの？」






「カステラ如きとは何だ！！！！カステラ様と呼べ！！



炭治郎のアホ！！もう知らない！！！！！！」








とにかく激おこになった私は炭治郎よりカステラを食べる事だけに集中していた





無茶苦茶落ち込むしかなかった



だって、あれ買うのにまた何時間も並ばないといけないんだよ



本当にありえない、私の時間と楽しみを返せよまじで

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