陸 ページ7
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「Aちゃんって、とっても優しいのね!素敵だわ!」
甘露寺からAの話をされた。甘露寺の任務で隠としてきたAがいい子だと。
ある隊士が隠を下に見ていたそうで、弱い…などと嫌な態度をとったらしい。
「それでもAちゃんは優しい笑顔で、その人の手当てをしていたの」
甘露寺のその表情は、本当にいいものを見たような顔だった。
傷ついているはずなのに、自分でもそう思っているのに、そんなことが出来るのは心が強い証拠だ。
錆兎がいれば、きっと褒めているだろうな。
「うむ!最上少女は任務でも頑張っているぞ!」
甘露寺に続いて煉獄が話した。たまたま通りかかったそうだ。
Aが鬼を前に、怖くない、出来る…と自分を鼓舞していたらしい。
このままじゃダメだと思い、怖くても自分の意思で任務に向かったり。
自分を鼓舞したり、自分には厳しいようだ。
やっぱり、心が強くないと出来ないことだろうな。
「Aさんは隠の人たちからも慕われていますしね」
「…ああ」
あんなに頑張っているやつを、慕わない方がどうかしているだろう。
隠として、隊士として、誰かのために動き回っているお人好しなやつ。
今ならそんなところが、俺は好きだとはっきり言える。
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義勇と杏寿郎推し - むっ!これは完結か?よもや、よもやだ!初めましてだな!煉獄杏寿郎だ!これからも心を燃やして頑張れくれ!じゃあな! (2021年8月4日 7時) (レス) id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめ | 作成日時:2021年6月27日 20時