肆 ページ5
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「冨岡さん、そこでウロウロされても迷惑です」
「…すまない」
炭治郎が言うには、一日もかからない任務。Aは隠としても仕事をしてから蝶屋敷に来るという。
外で待っていたら、胡蝶から中で待て、と言われたので中に入る。
「どうしてそんなに心配なのですか？」
「…どうしてと言われても」
なぜ、Aのことが心配なんだろうか。そう聞かれても俺にもわからない。
考えれば考えるほど、心配が募りAの顔ばかり浮かぶ。
「冨岡さん、Aさんのことが好きなんじゃないですか？」
「…俺がAを」
「ずっと彼女のことを考えるなんて、今までの冨岡さんなら考えられませんよ」
あの日、Aを見かけてから変わったこと。胡蝶の言った通り、頭の片隅には必ずAがいた。
何故なのか、それはAのことが好きだからなのか。
俺には出来ない、あんなにテキパキと指示を出すこと。
理由はなんであれ、隠なのに任務に向かったり。
そう言われると、惹かれていく理由はいくつもある。
「…あ！蟲柱様、水柱様！」
俺と胡蝶を見つけると、黒子装束をまとっていてもわかるくらいに、Aは笑った。
その顔が、もっと見たい。黒子装束越しではない、素顔のAの顔を。
人をこんなに好きになるなんて、初めてだ。
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義勇と杏寿郎推し - むっ！これは完結か？よもや、よもやだ！初めましてだな！煉獄杏寿郎だ！これからも心を燃やして頑張れくれ！じゃあな！ (2021年8月4日 7時) (
レス) id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年6月27日 20時
