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勧誘、そして連行 ページ14

扉が閉まった途端、中はとても静かになった









「二度も助けていただき、ありがとうございました。それと一つ質問をさせてください」



最初に口を開いたのは私の方だった



「何故ポートマフィアは私の異能を狙うのでしょうか」




太宰さんは呆れたような顔を向けた後、ふっと笑った









「Aちゃんは自分の異能力を甘く見ているようだ。簡単さ、人間のコピーを作れるということは戦力は無限大。其の気になれば横浜を滅ぼすことも可能だろうから、ポートマフィアは今のうちにAちゃんを手に入れておきたいのだよ」








「横浜を滅ぼす…」









思わず復唱してしまったその言葉




ポートマフィアといい、太宰さんといい私の異能を過大評価しすぎだ







「でも此れ結構不便で、皆んな一度指示した命令はきちんと遂行するんですけど…問題は其の後なんです」


「というと?」









嫌だなあ、この全てを見透かすような目







生き抜く為に習得した特技で






相手の目を見ると大抵のことが分かる私でも








何を考え、何をしようとしているのか



此の人だけは分からない







「自分のすべき事が無くなった人形たちは、やがて好き勝手に暴れ出すんです。戻りなさいと命令しても絶対に聞かないし、かといって異能を解除する方法も分からずで…」




「なーんだ、そんなことか!」





先ほどの真面目な顔とは打って変わって、明るく楽しげな雰囲気を感じた






「だったら尚更探偵社に入社し給え!社長は部下の異能を制限する異能力を持つ。とにかく今日はもう店仕舞いして、探偵社に行こう!」


「え、ちょ、太宰さん!?」







太宰さんに腕を引かれた私は、半ば無理矢理探偵社に連れて行かれたのだった

初めまして→←二人の関係性



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カカオ(プロフ) - Seaさん» 褒めてもらってすごく嬉しいです!カトレアは花のほうですよw醤油…考えたこともありませんでしたw (2018年2月16日 23時) (レス) id: fdcd433a9e (このIDを非表示/違反報告)
Sea - めっちゃ面白いです!続きが気になる…!あと作品と関係ないですがカトレアさんのカトレアってあの醤油のカトレアですか?← (2018年2月16日 21時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレア | 作成日時:2018年1月14日 21時

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