二人の関係性 ページ13
「何で手前が此処にいるんだよ、青鯖」
太宰さんの言葉は無視して此奴は答えた
「喫茶店に来る理由なんて、珈琲を飲みたい以外に無いだろう?初対面の女性を壁ドンする蛞蝓は除いてだけど」
「手ン前…」
しめた
此奴の意識が彼方に行った隙に
「どわっ」
私は顎を蹴り上げた
しっかりカウンター側に倒れないよう、敢えて席の方に
「おお、中也に蹴り技を決めるとは流石だね。序でに其の足で私の頭も」
「寝言は寝て言ってください」
素早く太宰さんの所へ向かう
此の人はあらゆる異能を無効化する異能を持っている
若しまた訳の分からない力を使われても、きっと大丈夫だろう
そんなことを考えていると、今まで椅子にもたれかかっていた帽子の男は立ち上がった
私は戦闘態勢に入り、何時でも異能を使える状態にした
…が
「其の必要は無さそうだよ」
と太宰さん
「手前が出て来ちゃ面倒くせェ。気が変わった、帰る」
え?
頭の中がはてなでいっぱいなのは私だけだろうか
しかも「ちび帽子」だの「クソ太宰」だの二人は言い合ってて仲よさそうだし
帽子の男は私たちの横を通り過ぎて其の儘帰っていった
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カカオ(プロフ) - Seaさん» 褒めてもらってすごく嬉しいです!カトレアは花のほうですよw醤油…考えたこともありませんでしたw (2018年2月16日 23時) (レス) id: fdcd433a9e (このIDを非表示/違反報告)
Sea - めっちゃ面白いです!続きが気になる…!あと作品と関係ないですがカトレアさんのカトレアってあの醤油のカトレアですか?← (2018年2月16日 21時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カトレア | 作成日時:2018年1月14日 21時