太宰さん ページ2
「ふぅん、徳田Aちゃんっていうんだ。見ない顔だけど、引っ越してきたの?」
「は、はい。つい最近上京して参りまして…」
「そうなんだ。ところでAちゃん、其の迚も綺麗な手で私の首を是非絞めてくれないかい?」
「………は?」
なんだこいつ
現在私は、お客様の______太宰さんと言っただろうか、其の人と一緒に珈琲を飲んでいる
首絞めてほしいなんて云う人生まれて初めて見たし、これからも見たく無かったなあ
向こうでは、ニヤニヤし乍ら此方を見る何も知らない店長
違うから、あんたが期待するような会話とか決してしてないから
太宰さんの流れるような質問に答えていると、
やがて完成した珈琲がカウンターに置かれた
「はい。御注文の珈琲」
「うん、美味しい。今迄で一番かもしれない」
「はは、冗談はやめてくれよ。あと、間違ってもウチの子に手は出すことはないように」
「…ハイ」
珈琲のくだり迄は良かったのだが、話題が私へと移ると途端に空気が変わった
…店長に逆らえる人は此の世に居ないと思う
ざまあ見ろ変人と思ったのは内緒
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カカオ(プロフ) - Seaさん» 褒めてもらってすごく嬉しいです!カトレアは花のほうですよw醤油…考えたこともありませんでしたw (2018年2月16日 23時) (レス) id: fdcd433a9e (このIDを非表示/違反報告)
Sea - めっちゃ面白いです!続きが気になる…!あと作品と関係ないですがカトレアさんのカトレアってあの醤油のカトレアですか?← (2018年2月16日 21時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カトレア | 作成日時:2018年1月14日 21時